卍丸 (プロレスラー)

卍丸（まんじまる） - 日本のプロレスラー

卍丸（本名：村上学）は、1984年8月21日に生まれた日本のプロレスラーです。彼の華々しいキャリアは、多くのファンに愛されてきました。

経歴

卍丸は2001年に高校を中退後、闘龍門の9期生としてプロレスの世界に足を踏み入れました。彼の出身高校には、実力派レスラーのKagetoraや稲葉雅人が先輩として在籍しており、彼のプロレスラーとしての道が拓かれました。

2002年の12月7日、メキシコに渡り、闘龍門MEXICOにて本名でプロデビューを果たします。当初のタッグパートナーは山本武志（現在の南野タケシ）で、坂井謙一（現・Ken45°）らとの対戦が印象的でした。翌年の2003年8月には、日本でも闘龍門Xの逆上陸戦でデビューしますが、その後の2004年にはみちのくプロレスに初登場し、以降もキャラクターに変化を持たせながら活動を続けていきます。特に、青森県出身の漁師キャラクター「大間まぐ狼」への変更は記憶に残ります。

2005年のヒールターンを経て、卍丸として活動が始まります。このリングネームは、漫画「魁!!男塾」の影響を受けたものだと言われています。彼はリング内で多くの強敵と対峙し、また自らのキャラクターを進化させていきましたが、2007年には古傷の肩の怪我に悩まされ、長期欠場を余儀なくされました。しかし、2008年に復帰し、新たにヒールユニット「九龍」に参加、プロレス界での存在感を示しました。

2010年には南野タケシと共にタッグチーム「舎人一家」を結成しますが、怪我の影響で再び長期欠場。この時期に彼のキャリアには多くの波がありました。2011年9月に復帰し「卍丸」として一貫したリングネームが使用されるようになり、さらに進化を見せることに。その後、ユニット「BAD BOY」を結成し、デビューから10周年を迎えるなど、彼の存在感はプロレスファンに深く印象づけられました。

2013年には、東北ジュニアヘビー級王座に挑戦するも敗北しますが、その試合は好勝負として評価され、2015年に気仙沼二郎からジュニアヘビー級王座を奪取することで初のタイトル獲得を果たしました。

2017年には、南野タケシに裏切られる形で「BAD BOY」から脱退し、事実上「舎人一家」の活動を終了することになります。

得意技と入場曲

卍丸の得意技には、精彩を放つ「垂直落下式ブレーンバスター」や、「卍落とし」、さらには「SKB」などがあります。彼の入場曲である「ふんどし仁義（百日紅呑海）」も、彼のユニークなキャラクターを表現する重要な要素と言えるでしょう。

タイトル歴

彼の手にしたタイトルには、UWA世界6人タッグ王座、東北ジュニアヘビー級王座、東北タッグ王座、みちのくふたり旅優勝、みちのくトリオトーナメント戦優勝、WEWタッグ王座などがあります。

エピソード

興味深いエピソードとして、卍丸はプロ野球選手を目指していた時期もあったことが紹介されています。彼は北海道日本ハムファイターズのファンでありましたが、身長が小さいために目標を断念したそうです。これが今に続くプロレスラーとしての道に繋がったと言えるでしょう。

卍丸は、その独自のキャラクターとドラマティックな経歴を持つレスラーとして、日本のプロレス界で強い存在感を放ちながら、現在も活躍を続けています。

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