南丹市立殿田中学校

南丹市立殿田中学校について

南丹市立殿田中学校（なんたんしりつ とのだちゅうがっこう）は、京都府南丹市日吉町殿田に所在する公立の中学校です。略称として「殿中」が使用されています。学校は地域を支える重要な教育機関として機能しており、その歴史は1947年にまで遡ります。

沿革

1947年5月に世木村立世木中学校、五ヶ荘中学校、胡麻郷中学校の3校が各小学校を借用する形で開校しました。その後、1949年にはこれらの学校が統合され、組合立殿田中学校が設立されることになりますが、この段階では名称の変更に過ぎず、実際には引き続き各小学校の校舎を利用していました。1949年5月には本校の独立校舎の建設も決定されました。

1950年8月には校舎の第1期工事が完了し、その後の工事で教室や特別教室が追加され、ついには1951年9月に講堂兼体育館が竣工しました。1955年の町村合併により、日吉町立殿田中学校と改名され、さらにその後も様々な改築・新設工事が進められました。

特に1969年には鉄筋3階建ての教室棟が新たに完成し、その後も体育館の新設やグラウンドの照明設置等、施設の充実が図られてきました。1993年には大規模な校舎改造工事が行われ、2006年には南丹市形成に伴い、現在の名称へと改称されています。

通学区域

南丹市立殿田中学校の通学区域には、日吉地区全域が含まれています。この区域内には南丹市立殿田小学校、胡麻郷小学校、五ケ荘小学校の三校があり、特に五ケ荘小学校は2007年に閉校しました。このように地域の小学校との連携も重要な役割を果たしています。

交通アクセス

校章

校章には三本の矢のデザインが取り入れられており、これは丹波国の古くからの弓の文化に由来しています。この地域では明治時代まで広く弓場や馬場が存在しており、現在でも一部の地名にその名残を見せています。また、京都・平安神宮の時代祭においても、地域の住民が務めた行事があったことから、校章には地域の伝統が色濃く反映されています。

まとめ

南丹市立殿田中学校は地域に根ざした学校として、長い歴史を持ち、様々な変遷を経て今日に至ります。今後も地域社会との連携を強めつつ、生徒たちの健全な育成を目指していくことでしょう。

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