南山千明

南山 千明（みなみやま ちあき）



南山千明は、1985年10月16日生まれ、千葉県市川市の出身であり、女子サッカー界での著名な選手です。彼女は現在、スペランツァ大阪に所属しており、過去にはサッカー日本女子代表としても活動していました。ポジションはミッドフィールダーで、チームの戦術を組み立てる重要な役割を果たしています。

経歴



千明がサッカーを始めたのは小学1年生の時で、兄の影響を受けてのことでした。彼女の初めてのチームは信篤FCで、その後市川FCレディースに在籍しました。中学校に進学すると同時に読売メニーナ（現・日テレメニーナ）に入団し、若い頃から才能を発揮しました。

2003年には日テレベレーザに昇格し、同時に日本女子体育大学に入学しました。大学在学中には、2007年にユニバーシアード代表にも選出されましたが、所属するベレーザには多くの優秀な選手もおり、最初の頃はなかなか定位置を確保できませんでした。しかし、2008年からは出場機会が増えていき、2010年にはアジアカップの壮行試合でなでしこジャパン初選出を果たしました。この試合では、メキシコ相手に2ゴールを記録し、その実力を証明しました。

ところが、その年の9月、なでしこリーグの試合中に左膝前十字靭帯を断裂する大怪我を負い、約1年の長期にわたってリハビリを余儀なくされました。怪我から復帰した2011年1月には、澤穂希や大野忍、近賀ゆかりとともにINAC神戸レオネッサに移籍。同年5月には約9ヶ月ぶりに試合に復帰し、その後はチームスタメンに名を連ねるようになります。

2017年1月にはINAC神戸を退団し、同年6月には韓国のWKリーグの華川KSPOに加入し、日本人選手として初めてこのリーグでプレーすることになりました。2019年にはオルカ鴨川FCに移籍し、2020年にはなでしこリーグ通算150試合出場を達成。2021年11月にはオルカ鴨川FCを退団し、その後12月27日にスペランツァ大阪への移籍を発表しました。

所属クラブと学歴




学歴に関しては、市川市立高谷中学校を卒業後、立志舎高等学校を経て日本女子体育大学に進学しました。

個人成績



代表歴


  • - 2010年5月11日 - 日本代表初出場（メキシコ戦）
  • - 2010年5月11日 - 日本代表初得点（メキシコ戦）

選出歴



タイトル



クラブ


  • - 日テレ・ベレーザ
- なでしこリーグ：5回（2005、2006、2007、2008、2010）
- 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会：5回（2004、2005、2007、2008、2009）
- なでしこリーグカップ：2回（2007、2010）
- なでしこリーグ：3回（2011、2012、2013）
- 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会：5回（2011、2012、2013、2015、2016）
- なでしこリーグカップ：1回（2013）
- 国際女子サッカークラブ選手権：1回（2013）
- 日韓女子リーグチャンピオンシップ：1回（2012）

結論



南山千明は数々のチームを渡り歩き、数多くのタイトルを獲得した才能ある選手です。彼女のこれまでのキャリアは、常に挑戦を続け、困難な時期も乗り越えてきた証です。今後のプレーにも大いに期待が寄せられています。

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