南條豊

南條豊のプロフィールとキャリア

南條豊（なんじょう ゆたか、1952年2月3日生まれ）は、日本の元俳優で、特に1970年代から1980年代にかけて多くの作品に出演していた。大阪府大阪市出身で、青山学院大学経済学部を卒業後、彼はホリプロを経て星野事務所に所属していた。身長は175cmであった。南條は、俳優としての活動の他に剣道の特技を持ち、その腕前は二段にまで達している。

来歴

1976年、南條はホリプロに勤める友人を訪れた際にスカウトされ、そのまま俳優の道を歩むこととなった。同年、映画『エデンの海』でデビューし、主役の山口百恵の相手役に選ばれた。また、同時期にはテレビドラマ『赤い運命』でも山口と共演し、その名を広めることに成功した。彼の芸名は、デビュー作での役名を基に付けられた。

その後、南條はテレビドラマ『怪人二十面相』で明智小五郎役を演じたことでも知られている。1982年頃には数年間の活動休止を経たが、1986年から再び活動を開始し、主に2時間ドラマやVシネマの脇役としての仕事を中心にキャリアを重ねた。

主な出演作品

彼の出演作品は多岐に渡り、特にテレビドラマでの活動が際立っている。1976年には『赤い運命』で吉野俊介として出演し、続けて『白い秘密』や『刑事物語』などにも細かく参加した。その後の1980年代にも『怪人二十面相』や他の多くのドラマで存在感を示し続けた。

特に印象深い作品には、1981年の『土曜ワイド劇場』や、1986年の『西村京太郎トラベルミステリー』シリーズなどがあり、視聴者に強い印象を与えた。また、1990年代以降も活動を続け、『水戸黄門』や『はぐれ刑事純情派』など定番のドラマにも参加した。

映画と舞台

映画分野では、デビュー作である『エデンの海』を筆頭に、Vシネマにおいても多くの作品に出演している。また、舞台でも活躍し、1989年には『魔都 恐怖仮面之巻』に出演した。これにより、彼は映像作品のみならず、舞台芸術でもその才能を発揮した。

バラエティ番組と音楽活動

バラエティ番組への出演もあり、「ごちそうさま」では「さすらいのくいしん坊」として親しまれた。音楽活動でもシングル「想い出づくり」や「君はライムの香り」をリリースし、俳優としてだけでなくアーティストとしての一面も持っていた。

最後に

南條豊は、俳優として多くの作品に貢献し、幅広いジャンルで活動した才能豊かな人物である。彼の足跡は、今も多くの人々に思い出され、影響を与え続けている。

もう一度検索