南濃大橋

南濃大橋

南濃大橋（なんのうおおはし）は、岐阜県羽島市と海津市をつなぐ長良川に架かる橋であり、岐阜県道1号岐阜南濃線の一部をなしています。この橋は、その美しい景観と重要な交通路として知られています。特に岐阜市や愛知県からお千代保稲荷へと向かう道のりの一環として、多くの人々に利用されています。

橋の名称と由来

南濃大橋という名称は「美濃国の南部」に由来しており、地域名の南濃町（現在の海津市南濃町）とは直接の関係はありません。この橋は長良川の右岸に位置し、岐阜県道23号北方多度線がアンダーパスとして交差しています。また、近隣には道の駅クレール平田があり、観光客にも人気のスポットとなっています。さらに、橋の北側にある右岸河川敷には、平田リバーサイドプラザが広がり、散策やレクリエーションを楽しむことができます。

橋の基本情報

• - 供用開始: 1979年（昭和54年）
• - 延長: 495.1m
• - 橋梁形式: 鋼I桁
• - 所在地: 岐阜県羽島市桑原町大須 - 海津市平田町幡長

歴史的背景

dこの地域には、かつて“野寺の渡し”と呼ばれる渡船が存在していました。1929年の4月1日には、竹鼻鉄道（現在の名鉄竹鼻線）が栄町駅（現在の竹鼻駅）から大須駅へと延伸され、その結果、渡船を利用する人々の数が増加しました。しかし、同年に発生した渡船の転覆事故により、橋を早急に建設する必要性が高まっていきました。　

1935年4月、野寺橋が開通し、羽島市桑原東方の交差点からクレール平田の南側堤防にかけての道路に架かりました。しかし、老朽化が進むにつれて、橋の架け替えが求められるようになりました。そして、1979年に新しい橋が完成し、その際に野寺橋から南濃大橋と改称されました。

この橋は現在も多くの交通や観光客に利用されており、その重要な役割を果たしながら地域のランドマークとなっています。美しい長良川の風景と共に、自動車や徒歩でのアクセスが便利であり、通行する人々に余暇や楽しみを提供する重要な存在となっているのです。

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