南町 (前橋市)

南町（みなみちょう）

群馬県前橋市の南部に位置する町であり、現在の行政地名は南町一丁目から南町四丁目が定められています。郵便番号は371-0805です。前橋市の発表によれば、2011年9月末現在の面積は1.39平方キロメートルとなっています。

地理

当町は、JR両毛線の主要駅である前橋駅の南側に広がるエリアであり、その名称の由来もこの地理的な位置関係にあります。地域はその大部分が住宅地として利用されています。町域の境界線を見ると、北側は紅雲町、表町、本町と、東側は文京町と接しています。南側は六供町に連なり、西側は利根川を隔てて下石倉町や小相木町と向かい合っています。町域の西側を流れる利根川には、地域を結ぶ平成大橋や南部大橋が架かっています。

歴史

南町という地名は、昭和の高度経済成長期にあたる1967年に誕生しました。これは、前橋市内における行政区画の再編成の一環として、以下の6つの町のそれぞれ一部を合併・再編成することによって成立したものです。

紅雲町
宗甫分町
六供町
前代田町
天川原町
市之坪町

具体的には、紅雲町および宗甫分町の一部から南町一丁目が、宗甫分町および六供町の一部から南町二丁目が、紅雲町、宗甫分町、前代田町、天川原町の各一部から南町三丁目が、そして宗甫分町、市之坪町、天川原町の各一部から南町四丁目がそれぞれ成立しました。この地域は、JR両毛線の電化および複線化といった鉄道インフラの整備が進むにつれて、急速に宅地開発が進みました。1978年には南部大橋が開通し、地域の交通利便性が向上しました。また、1980年には両毛線の高架化事業が着手され、都市景観や交通体系の改善に貢献しました。

交通

鉄道においては、最寄りの駅としてJR前橋駅（所在地は表町）が挙げられます。道路網に関しては、国道は町域を通過していませんが、主要な県道として群馬県道11号前橋玉村線と群馬県道2号前橋館林線が通っており、地域内外へのアクセスを担っています。

地価

住宅地の地価の動向を示すものとして、2014年（平成26年）1月1日に公表された公示地価では、南町4丁目21番3外の地点において1平方メートルあたり7万9000円という価格が示されています。

主な施設

町域内およびその近隣には、公共施設をはじめとする様々な施設が立地しています。

公共施設

昌賢学園まえばしホール（前橋市民文化会館）
前橋刑務所

その他

前橋南町郵便局
南町緑地

教育施設

南町およびその周辺には、以下の教育施設が存在します。

高等学校

群馬県立前橋商業高等学校

中学校

前橋市立第一中学校

その他

* 群馬県立盲学校

この地域は、前橋駅に近い利便性と、住宅地としての落ち着き、そして利根川沿いの自然環境を併せ持つエリアです。1967年の成立以来、都市基盤の整備とともに発展を続けています。

もう一度検索