南芦屋浜出入口

南芦屋浜出入口

南芦屋浜出入口（みなみあしやはまでいりぐち）は、兵庫県芦屋市の南芦屋浜地区に設けられた、阪神高速道路5号湾岸線のインターチェンジです。この施設は、周辺地域への主要なアクセスポイントとして機能しています。

構造

この出入口の大きな特徴は、阪神高速5号湾岸線の六甲アイランド方面、すなわち東行きの本線にのみ接続している点です。これはハーフインターチェンジと呼ばれる構造で、西行き方面（神戸・大阪方面）からの進入や、西行き方面への退出はできません。特定の進行方向からの流入または特定の地域への流出に特化した設計がなされています。

料金所とETC専用化

南芦屋浜出入口には、南芦屋浜料金所が併設されています。この料金所は合計2つのブースを備えており、内訳はETC専用レーンが1つ、そしてETC車未搭載車両やトラブル発生時などに対応するサポートレーンが1つです。特に重要な変更点として、2023年（令和5年）3月1日からは、この料金所の入口がETC専用となりました。これにより、ETC車載器を搭載していない車両は、南芦屋浜出入口から阪神高速道路に進入することができなくなりました。これは料金収受の効率化やキャッシュレス化、スムーズな通行を促進するための施策の一環であり、本出入口を利用するドライバーにとっては、ETC利用が必須となっています。

周辺環境

南芦屋浜出入口は、広大な人工島である潮芦屋（南芦屋浜）地区への主要な玄関口です。この地域は、良好な住環境と多様な施設が整備されています。インターチェンジの近くには、市民の憩いの場であり、様々なスポーツ施設を備えた芦屋市総合公園があります。また、スポーツ活動の拠点となるミズノスポーツプラザ潮芦屋や、住宅棟と商業施設が複合したベルポート芦屋、地域の医療を担う南芦屋浜病院なども立地しています。海岸沿いには美しい潮芦屋ビーチが広がり、地区内の移動や景観を彩る潮風大橋や浜風大橋も地域のランドマークです。南芦屋浜出入口は、これらの施設や地域へのアクセスを円滑にする上で、重要な役割を担っています。

路線上の位置

阪神高速5号湾岸線において、南芦屋浜出入口には5-11という路線番号が付与されています。東行き（六甲アイランド方面）の本線上では、手前には西宮浜出入口（5-10）があり、その間にはドライバーの休憩施設である南芦屋浜PAが位置しています（かつて同位置にあった南芦屋浜TBは廃止されています）。南芦屋浜出入口の次に位置するのは、深江浜出入口（5-12, 5-13）です。このように、南芦屋浜出入口は、阪神高速5号湾岸線の路線ネットワークの中で、南芦屋浜地区への接続点として機能しています。

もう一度検索