南部町立西伯小学校

南部町立西伯小学校について

南部町立西伯小学校は、鳥取県西伯郡南部町法勝寺にある公立の小学校です。1967年に設立されて以来、地域の教育の一翼を担ってきました。この学校は5つの旧学校が統合されて誕生しました。具体的には天津、小国、法勝寺、東長田、上長田の5校が名目上統合され、現在の西伯小学校が形成されました。

沿革

小学校の歴史は1967年4月から始まります。この年に西伯町立5小学校の統合が行われたことで、新たに西伯町立西伯小学校が誕生しました。初代校長には国頭邦夫が就任し、当時の教員数は43名で、在籍する児童の数は728名でした。また、法勝寺小山田谷分校は改名されて山田谷校舎と呼ばれるようになりました。

翌1968年には、校章と校歌が制定され、学校としてのアイデンティティが確立されました。1969年4月には新しい校舎が竣工し、完全に統合が行われました。その後も学校は発展を遂げ、1976年4月には大木屋分校が休校されました。

2004年には西伯郡の西伯町と会見町が合併し、新たに南部町が発足したことに伴い、校名が南部町立西伯小学校に改称されました。地域との絆を大切にしながら、現在も教育活動を行っています。

通学区域

西伯小学校の通学区域は、福成、境、西町、東町、清水川、阿賀、北方、猪小路、与一谷、原、倭、鍋倉、西、絹屋、法勝寺、馬場、落合、掛相、福頼、鴨部、馬佐良、徳長、武信、道河内、伐株、能竹、中、八金、下中谷、上中谷、東上、大木屋などが含まれています。地域の広範なエリアから多くの児童が通っています。

校区内中学校

西伯小学校の卒業生は、南部町立法勝寺中学校へ進学します。校区内に中学校があることで、地域の教育システムは連携しています。

交通アクセス

交通手段としては、JR山陰本線の米子駅から日ノ丸バスを利用し、西伯方面行きの「西伯小前」停留所で下車することが一般的です。このアクセスの良さも、通学の利便性を高めています。

その他の情報

さらに興味深い点として、2012年7月まで校門を入った右側にはかつての鉄道である「日ノ丸自動車法勝寺電鉄線」のデハ203が静態保存されていました。この鉄道は1967年に廃止されましたが、2015年12月からは隣接する「キナルなんぶ」の法勝寺電車ひろばで保存・公開されています。かつての法勝寺駅は、現在の校門前の通りを西へ進んだ西伯郵便局の近くに位置していました。

このように南部町立西伯小学校は、設立から長い歴史を持ち、地域との関わりを大切にしながら教育を提供し続けています。

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