博多女子中学校・高等学校

博多女子中学校・高等学校の概要

博多女子中学校・高等学校（はかたじょしちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、福岡県福岡市東区馬出一丁目にある私立の女子校です。この学校は、隣接した敷地に中学校と高校が併設され、かつては中高一貫教育を行っていましたが、現在はそのシステムを見直しています。通称として「博女」（はくじょ）とも呼ばれています。

教育システム

中学校では1学年1学級制を採用していますが、将来的には学級数を増加する予定です。一方、高校は普通科とトータルビジネス科に分かれ、普通科内にはグローバルコースと特別進学コースが設置されています。また、校舎は東校舎と本校舎に分かれており、開校当初からさまざまな改編が行われました。2007年からは、東校舎には中学生のみが通うようになり、高校生はすべて本校舎に集まる形となっています。

校風と制服

生徒たちの制服は、冬と夏に共通して白いセーラー服と紺色のプリーツスカートが基本です。リボンの色は、高校生が青、中学生が赤に設定されています。靴下に関しては中学生がくるぶし丈、高校生はふくらはぎまでの長さが求められています。鞄と靴についても指定があり、生徒会役員には特別なバッジの着用が義務付けられています。

歴史の流れ

博多女子中学校・高等学校は、1941年に和洋文化女学校として開校し、1952年には男女共学の福岡文化学園博多高等学校に改編されました。その後、1963年には女子校に転換し、数回の改称を経て1991年には博多女子中学校が新設されました。中高一貫教育は2001年に廃止されましたが、内部進学は今も行われており、中学校から高校へスムーズに進学できるシステムがあります。

アクセス

最寄りの駅は吉塚駅と馬出九大病院前駅で、西鉄バスやJR九州バスの停留所も近くに存在し、交通の便が良好です。

近年の不祥事

2024年度の高校入試において、教員が生徒3人の志望校への願書を提出し忘れるという事案が発生しました。この問題は学校側の誤解によって引き起こされ、保護者との間でトラブルが発生しました。結果的に生徒たちは他の高校を受験することとなり、問題は一部解決されたものの、県内の高校受験業務も見直されることになりました。

著名な出身者

博多女子中学校・高等学校の出身者には、バレーボール選手やモデル、グラビアタレントなど、多岐にわたる職業で活躍する人物がいます。特に、小島可奈子や木村まこなどが注目を集めています。

このように、博多女子中学校・高等学校は歴史と伝統を持ちながら、柔軟に教育システムを更新し続ける学校です。

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