危機管理協会

公益社団法人危機管理協会について

公益社団法人危機管理協会（英語名：Crisis Management Association、略称：CMA）は、国民が安全に避難できるように緊急時の支援を行うことを目的とした法人です。この法人は、2009年に設立された一般社団法人としてスタートし、2010年には内閣総理大臣から公益社団法人としての認可を受けました。具体的には、武力攻撃事態などの様々な危機において、国民の避難誘導とそれに関連する支援業務を推進していました。

協会の活動は特に災害時の支援に力を入れており、危機管理に関する教育や訓練を通じて国民の意識を高め、危機管理への理解を深めることを目指していました。また、危機管理専門の資格制度を設け、1級から4級までの認定試験を実施することで、専門家の育成にも貢献していました。しかし、2017年には解散登記を完了し、事実上の活動を終了しました。

沿革

• - 2009年6月19日: 一般社団法人「危機管理協会」が設立
• - 2010年3月10日: 公益社団法人として認可を受ける
• - 2010年4月1日: 大学新卒者のボランティア職員募集開始
• - 2010年9月1日: 危機管理主任4級のWeb試験が開始
• - 2010年12月1日: 危機管理主任4級の郵便試験が開始
• - 2011年3月11日: 東日本大震災発生、ボランティア活動を開始
• - 2017年5月22日: 解散登記が完了し活動を終了

主な活動

協会では、危機管理主任資格の制度化が行われ、1級から4級までの認定資格が設けられました。しかし、2014年の時点で、1級および2級の試験は実施されておらず、3級や4級の更新も行われていないため、資格取得者の多くの資格が失効している状況です。

また、危機意識を高めるための教育訓練やイベントを通じて、国民に危機管理の重要性を普及してきました。また、日常生活の危険や災害、国民保護に役立つ商品についての認定も行っていました。

所在地と役員

公益社団法人危機管理協会の所在地は、東京都千代田区神田錦町2丁目9番岡田ビル201でした。役員には以下のような方々が名を連ねていました：

• - 会長：長尾齊（元航空自衛隊空将補）
• - 副会長：大塚惟謙（元東北管区警察局長）
• - 副会長：鈴木正明（元消防庁長官）
• - 専務理事：髙貝正芳

理事には、航空自衛隊や海上自衛隊の元幹部、コンピュータシステムコンサルタントなど、多様なバックグラウンドを持つ専門家がいて、組織の運営に寄与されていました。

現在の活動

現在、危機管理協会の活動は解散されているものの、セミナーや啓蒙活動、被災地支援などは一般社団法人「いのちを守る＠プロジェクトJAPAN」が引き継いでおり、引き続き国民の安全と防災に関する取り組みが進められています。

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