原大策

原 大策（はら だいさく）氏は、1980年（昭和55年）7月8日に千葉県船橋市で生まれました。立教大学を卒業後、2004年（平成16年）にNHKに入局し、アナウンサーとしてのキャリアをスタートさせました。

アナウンサーを志すきっかけの一つとして、高校時代にラジオドラマを制作し、「NHK放送コンテスト」に参加した経験を挙げています。この時の作品は全国3位に入賞しており、放送の世界への興味を深める契機となったようです。また、アナウンサーという仕事に対して、必要に応じて自身の心身を鍛え直すことの重要性を自覚していると語っています。

入局後の初任地は甲府放送局で、2004年度から2007年度まで山梨県のニュースや中継、リポートを担当しました。その後、2008年度には北海道の北見放送局へ異動し、地域情報番組『まるごとニュース北海道オホーツク』などを担当。この北見時代には、冬季スポーツであるカーリングに親しんだ経験もあります。続く2009年度から2011年度にかけては、同じく北海道の函館放送局に勤務。ここでは『どどんと道南ラジオ』や『いくぞ〜!北の出会い旅』といった番組でマイクの前に立ち、北海道道南地域のニュースや中継などを伝えました。

関西地方へ移り、2012年度から2014年度は大阪放送局に在籍しました。土曜日朝の情報番組『ウイークエンド関西』では2013年度から1年間キャスターを務めたほか、『ゆうどきネットワーク 関西発』のリポーター、演芸番組『上方演芸会』の司会など、幅広いジャンルの番組を担当。その他、『ひるブラ』や『関西845』、関西のニュース・中継・リポートなど、多岐にわたる業務に携わりました。

2015年度からは奈良放送局へ。2018年7月までの在任期間中、夕方の地域ニュース番組『ならナビ』でメインキャスターを務めたほか、『ニュースほっと関西』で他のキャスターの代行を務めたり、『なら845』を担当するなど、奈良県の情報を発信しました。

2018年8月からは東京アナウンス室に勤務しました。ここでは特に、首都圏向けの夕方ニュース番組『首都圏ネットワーク』に長く関わりました。当初はリポーターやニュースリーダーを2020年3月まで担当し、その後2023年3月まではフィールドリポーターとして、浅野里香アナウンサーと隔週交代で出演しました。また、料理番組の代名詞ともいえる『きょうの料理』では、2019年4月から2023年3月まで司会を務め、全国に食の魅力を伝えました。東京勤務時代には、上記の番組に加え、関東甲信越ローカルのニュースやリポート、ラジオニュースなども担当。さらに、『アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト』の地区大会司会や、他のアナウンサーの代理として全国ニュースや広域放送の番組（『BSニュース 4K』、『マイあさ!』、『首都圏ニュース845』、『ラジオ正午ニュース』など）に出演する機会も多くありました。時には初任地の甲府放送局へ応援として赴き、山梨県のニュースを担当することもありました。

『首都圏ネットワーク』のフィールドリポーターを卒業した後、2023年度からは沖縄放送局へ異動しました。ここでは、前任者である池間昌人アナウンサーから引き継ぎ、夕方の地域情報番組『おきなわHOTeye』のキャスターを2年間担当しました。沖縄県内のニュースや中継、リポートを通じて、地域に寄り添った情報提供を行いました。

そして、2025年度からは名古屋放送局へ勤務地を移す予定です。新たな担当番組として、地域情報番組『東海 ドまんなか!』のキャスターに就任することが発表されています。今後、東海3県や東海北陸地方のニュースを中心に、地域に根差した活動を展開していくことになります。

これまでのキャリアを通じて、甲府、北見、函館、大阪、奈良、東京、沖縄と、日本の様々な地域で多様な番組を担当してきました。地域放送局では主に夕方のニュース番組のキャスターやリポーター、ニュースリーダーを務め、東京では全国放送番組や広域放送にも出演するなど、地域と全国の両方の現場で豊富な経験を積んでいます。長年にわたり、様々な分野で視聴者・聴取者に情報を届け続けているアナウンサーです。

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