原田ヒロシ

原田ヒロシのプロフィール

原田ヒロシ（はらだ ひろし）は、日本で幅広い芸能活動を展開する歌手や俳優、また三味線奏者として知られています。彼は独自の音楽スタイルを持ち、多様なジャンルでの活躍を遂げています。本條宏や浅香光一の名前でも活動しており、その名声は国内外に広がっています。

経歴

原田ヒロシは、わずか3歳のころから地元の祭りに出演し、その歌声を披露していました。小学5年生のときには、ベンチャーズの影響を受けエレキバンドを結成。彼の音楽の原点がここにあります。

高校時代には、横浜駅ビルでバンド活動を行い、その後、東神奈川のキャバレー「ミカド」に拠点を移しました。ここでのパフォーマンスは非常に競争が激しく、オーディションでの印象付けのために、彼は三味線を独学で演奏しました。この経験が、後の三味線や民謡の習得につながったのです。

彼は、入門からわずか半年で30人の弟子を持ち、最盛期には300人を教えました。舞台では三橋美智也や赤坂小梅と共演するなど、成果を収めています。

その後、音楽教員養成所で多様な音楽理論を学んだ後、師匠である本條秀太郎のもとで音楽の技術を磨きました。1976年には、文化庁の派遣によりアメリカやリビアでの公演も経験し、三味線のスタジオミュージシャンとしても活躍しました。

音楽への情熱が冷めやらず、1980年にテイチクレコードから原田ヒロシとしてデビューしました。その後、演歌から歌謡曲、さらにはソウルやブルースなど様々な音楽ジャンルで活動を広げていきました。その中で、浅香光代に師事し、大衆演劇の役者活動にも取り組むようになりました。

エピソード

興味深いことに、原田ヒロシは桑田佳祐とは鎌倉学園高等学校で3年の学年差があり、彼は自身が音楽活動の基盤を作ったと豪語しています。そのため、桑田にも少なからず影響を与えたと考えています。

ディスコグラフィ

原田ヒロシの音楽キャリアを支える多くのシングルやアルバムがあります。特に以下のシングルは記憶に残ります:

• - ロンリーガール（1980年、テイチクレコード）
• - はぐれ雲（1990年、ポリドール）
• - 北国かぞえ唄（1992年、ポリドール）
• - 港のセレナーデ（1994年、ポリドール）

アルバムにも優れた作品があり、1993年にリリースされた「原田ヒロシ流行歌倶楽部II〜ほほえみ花〜」や、2015年の記念アルバム「原田ヒロシ 流行歌考〜35th ANNIVERSARY〜」が挙げられます。また、他のアーティストとの参加作品もあります。

テレビ・ラジオ出演

彼は、テレビ東京の「演歌のふるさと」では白井京子とW司会を務め、ラジオでは『歌の交差点』などの番組で活動しています。

原田ヒロシは、エンターテインメント界における多才な存在であり、これからもその活動が期待されるアーティストです。

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