原駅 (静岡県)

原駅について

概要

原駅（はらえき）は静岡県沼津市の原地区にある、東海旅客鉄道（JR東海）と日本貨物鉄道（JR貨物）が共同で利用している駅です。駅番号はCA05となっています。JR東海が旅客列車の運行を担当していますが、貨物列車の運行は行われていないのが特徴です。この駅は、1900年に開設された際から、鉄道業者による運営が行われてきましたが、1987年の国鉄の分割民営化以降、JR東海とJR貨物がそれぞれ旅客営業と貨物営業を継承し、現在に至っています。

駅はかつて、東海道の原宿として繁栄した地域に位置し、古くは原町という名で呼ばれていましたが、1968年に沼津市に統合され、原町は消滅しました。

歴史

原駅は1900年2月25日に官設鉄道の一部として、沼津から鈴川の間に開業しました。当初は旅客と貨物の両方が扱われていましたが、1948年には現在の駅舎へ改築が行われ、1949年に駅構内が電化されました。1980年代には、車扱い貨物や荷物扱いが廃止され、1997年には貨物列車も設定されなくなりました。駅舎のバリアフリー化が2007年に始まり、翌年には完成し、エレベーターや多機能トイレが設置されました。

駅構造

原駅は地上駅で、2面3線のホームを持っています。ホームの配置は、北側に1本の単式ホームと、南側に2本の島式ホームが設けられています。高架橋を使ったアクセスにより、ホーム間の移動が行えるようになっています。また、駅舎は木造建築で、比較的広い空間を確保しています。駅務はJR東海の係員が担当し、沼津駅が管理しています。

駅周辺のバス路線

原駅周辺からは複数のバス路線が運行されており、富士急シティバスが沼津駅や東田子浦駅行きの路線を提供しています。その他にも、ミューバスが浮島地区センター行きや荒久行きを運行しており、地域住民にとって重要な交通手段となっています。

利用状況

2021年度のデータによると、原駅の1日平均乗車人員は約1,767人となっています。この数値は、前年比で安定した乗客数を示しており、地域の交通の要所としての役割を果たしています。

最後に

原駅は、歴史ある鉄道駅として地域に深く根付いており、今後も旅客サービスの向上を目指して、さまざまな取り組みが行われる予定です。今後の発展に注目が集まります。

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