及位駅

及位駅について

及位駅（のぞきえき）は、山形県最上郡真室川町に位置するJR東日本の奥羽本線の駅です。この駅は、新庄方面に向かう際の東北本部と、以北の秋田支社との境界にある重要な駅でもあります。駅の存在が地域に与える影響は大きく、長い歴史と共に多くの人々に利用されてきました。

歴史

及位駅の開業は1904年10月21日であり、以来、地域の交通の要所として機能してきました。1976年には貨物の取り扱いが廃止され、さらに荷物の受け取りも行わなくなりました。この年を境に駅員は配置されなくなり、簡易委託駅となりました。1982年には駅舎が海上コンテナを使用して改築され、その特異な外観が印象的です。

1987年には国鉄の分割民営化により、JR東日本の駅として新たなスタートを切りました。その後、2004年には完全に無人駅となり、現在の形が整えられました。2024年には新たに「えきねっとQチケ」のサービスが導入される予定です。

駅の構造

及位駅は相対式ホームを2面2線備えた地上駅です。かつては3線の構造を持っていましたが、現在は3番線は使用されておらず、線路は錆びついています。そのため、現状では安全確認用の鏡や専用の案内板が設置されています。2つのホームは跨線橋によって連絡されており、駅舎は簡易的ではありますが、待合所や出札口を備えています。

駅舎内の出札口は、2004年以前は利用されていましたが、現在は無人駅となったため使用されていません。現在の駅の管理は新庄駅が行っており、地域住民にとっても身近な存在です。

利用状況

及位駅の利用状況に関する情報によると、2000年度から2004年度にかけての1日の平均乗車人員は、徐々に減少傾向にあることが見受けられます。無人化後の駅の利用は少なくなっているものの、依然として地域の住民にとって重要な交通手段であり続けています。

駅周辺

駅周辺には数軒の民家が点在しており、1.2キロメートルほど南下すると及位の集落があります。また、国道13号が近くを通っており、アクセスも良好です。さらに真室川町路線バスの「及位駅」停留所も近くにあります。

この駅は、静かな環境の中で、周囲の自然と歴史を楽しむ場として親しまれています。及位駅は、訪れる人々にとって落ち着いた雰囲気を提供し、地域の文化や生活を感じさせる貴重な場所となっています。

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