友 〜旅立ちの時〜

友～旅立ちの時～：ゆずの感動のバラード

2013年9月18日、セーニャ・アンド・カンパニーより発売されたゆずの38枚目のシングル「友～旅立ちの時～」は、同グループの代表曲の一つとして、現在も多くのリスナーに愛され続けています。前作「REASON」から8ヶ月ぶりとなるこのシングルは、2013年12月末までの期間限定リリースという点でも注目を集めました。

NHKとのコラボレーションと特別な起用

この楽曲は、第80回NHK全国学校音楽コンクールの中学校部門の課題曲として、作曲家・相澤直人氏によって合唱用に編曲されました。さらに、2013年8月から9月にかけてはNHK「みんなのうた」でも放送され、幅広い世代に知られるきっかけとなりました。番組用映像とCDジャケットは、イラストレーターのホッチカズヒロ氏が担当しています。

収録内容と特典

CDには、「友～旅立ちの時～」(4分41秒)のオリジナルバージョンと、ゆずと合唱によるバージョン(4分58秒)が収録されています。作詞・作曲は北川悠仁氏、プロデュースはゆず、編曲は斎藤有太氏とゆずが担当しました。初回生産分には、北川悠仁氏による手書き譜面カードが封入され、ツアー会場ではオリジナル着せ替えCDジャケットが配布されるなど、購入者への特典も充実していました。

ミュージックビデオと先行配信

シングルリリースに先駆け、9月11日よりiTunesとレコチョクで先行配信が行われ、YouTubeではミュージックビデオが公開されました。このミュージックビデオは、ゆずのシングル作品としては初めてMVが収録された作品であり、レコーディング風景もドキュメンタリー風に収録された内容となっています。後に、ゆずのベストアルバム『録歌選　新世界』にも収録されました。

東日本大震災からのメッセージ

「友～旅立ちの時～」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災後に、ツアーに携わる全てのスタッフに向けて書かれた楽曲です。2011年夏の東北ツアーで初披露されたこの曲は、困難な状況の中でも大切な仲間を想う、ゆずの温かい気持ちが込められています。その想いは、2021年3月11日放送のTBS系列『音楽の日』でも、『ゆず×東北3県の学生』とのコラボレーションという形で改めて披露され、多くの人々の心に深い感動を与えました。

まとめ

「友～旅立ちの時～」は、音楽コンクール、NHK「みんなのうた」、そしてミュージックビデオと、様々な形で多くの人々に届けられた楽曲です。震災後の困難な状況から生まれたメッセージと、温かいメロディー、そして豪華な特典の数々は、このシングルを特別な一枚にしています。ゆずの代表曲の一つとして、これからも多くの人々の心に響き続けることでしょう。

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