反逆者 (小説)

反逆者（トリズナー）

『反逆者』（トリズナー）は、弥生翔太によって執筆された日本のライトノベル作品です。イラストは藤真拓哉が担当し、集英社のスーパーダッシュ文庫から2008年9月から2009年9月にかけて全2巻が刊行されました。本作は、第7回スーパーダッシュ小説新人賞の佳作を受賞しています。

ストーリー

物語は、特別治安維持局、通称「特維局」に所属する立花浩平が、シア・ヴァレンタインという少女の護衛任務を受けることから始まります。この任務をきっかけに、浩平は様々な事件に巻き込まれていくことになります。

登場人物

立花 浩平(たちばな こうへい)
高校2年生。驚異的な適合率93％を記録した特維局のメンバー。秋山からは「この数値を超える者は後にも先にもいないだろう」と評されています。生まれつき、他者の死を未来予知する能力を持ちますが、その発現は不定期で、半年に一度程度しか起こりません。予知は必ず的中します。

シア・ヴァレンタイン
中学2年生。養父の実験によって不死身の存在となりました。ドジな一面があり、跳び箱で飛ぶ前に転んだり、ハンバーガーにナイフとフォークを使おうとするなど、少し天然な性格です。

白石 愛海 (しらいし まなみ)
浩平の隣に住む同級生の少女。容姿端麗で頭脳明晰、運動神経も高く、非の打ち所がない美少女。秋山の能力を危険視しています。

北条 椿(ほうじょう つばき)
2巻から登場する浩平の後輩で、適合率77％を記録しています。自身の能力を浩平への夜這いに利用するお茶目な一面も。

秋山 浩太郎(あきやま こうたろう)
浩平の上司。「秋さん」と呼ばれています。浩平を高く評価する一方で、愛海の潜在的な能力を警戒しています。

既刊一覧

弥生翔太（著） / 藤真拓哉（イラスト） 『反逆者』 集英社〈スーパーダッシュ文庫〉、全2巻
2008年9月25日発売、ISBN 978-4-08-630447-4
2009年9月25日発売、ISBN 978-4-08-630508-2

『反逆者』は、個性豊かなキャラクターたちが織りなす、アクションとドラマが魅力的な作品です。不死身の少女と未来予知能力を持つ少年という異質な組み合わせが、予測不能な物語を繰り広げます。

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