古屋徳兵衛 (3代)

古屋徳兵衛

古屋徳兵衛（ふるや とくべえ、1911年1月1日 - 1992年11月8日）は、昭和期の日本の経営者であり、百貨店業界において重要な役割を果たしました。特に、株式会社松屋の社長、会長を歴任したことで知られています。神奈川県出身。

経歴

古屋徳兵衛は、1935年に東北帝国大学（現在の東北大学）法文学部法科を卒業後、司法省に入省し、法曹界でのキャリアをスタートさせました。1937年8月には名古屋地方裁判所判事に就任しますが、同年9月には株式会社松屋に転じ、経営の世界へと足を踏み入れます。翌1938年3月には、早くも松屋の社長に就任し、その経営手腕を発揮しました。

社長として長きにわたり松屋を牽引した後、1974年4月から1976年5月にかけては会長を務め、引き続き松屋の経営に携わりました。また、1972年から1974年までの間は、日本百貨店協会会長も務め、百貨店業界全体の発展に尽力しました。

受章

長年にわたる業界への貢献が評価され、1972年には藍綬褒章を受章しました。さらに、1981年4月には勲二等瑞宝章を受章しています。

死去

1992年11月7日、慢性呼吸不全のため逝去。享年81歳でした。

人物

古屋徳兵衛は、松屋の経営者としてだけでなく、日本百貨店協会の会長としても、業界の発展に大きく貢献しました。彼のリーダーシップのもと、松屋は百貨店業界における重要な地位を確立し、多くの人々に親しまれる存在となりました。また、社会的な貢献も大きく、その功績は数々の受章によって称えられています。

参考文献

* 人事興信所 編『人事興信録 第36版 下』人事興信所、1991年。

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