古河テクノマテリアル

古河テクノマテリアル株式会社：特殊金属と防災のリーディングカンパニー

古河テクノマテリアル株式会社は、古河グループの一員として、特殊金属材料と防災製品の開発・製造・販売を担う企業です。神奈川県平塚市に本社を置く同社は、高度な技術力と長年の経験に基づき、多様な分野で社会に貢献しています。

特殊金属事業

古河テクノマテリアルは、高品質な特殊金属材料を製造しています。これらの材料は、幅広い産業用途で必要とされており、高度な技術と厳格な品質管理によって、顧客のニーズに応えています。特に、医療分野におけるカテーテル用ガイドワイヤやチューブなどの精密部品製造で高い評価を得ています。1999年には、NT合金を用いたカテーテル用ガイドワイヤ「FHP-NT」とIABPカテーテル用NT合金チューブを製品化し、医療技術の進歩に貢献しました。

防災事業

同社の防災事業は、日本の防災技術をリードする存在です。1980年には日本で初めて建築ケーブル貫通部の防火製品の認定を取得、以来、数々の画期的な製品を市場に投入してきました。1984年の日本電信電話公社（現NTT）における大火災では、同社の延焼防止シートが全国的に採用され、その信頼性が証明されました。

その後も、プラスチック給水湯管用や空調配管用防火製品など、様々な防災製品を開発し、建築物やインフラの防災対策に大きく貢献しています。2017年には、海外市場向けのケーブル貫通部防火製品「FIRESTOP BLOCK」でUL認証を取得し、グローバルな展開を強化。さらに2019年には、プロテコシートがケーブル防災分野で世界初のUL Verified Markを取得するなど、高い技術力を国際的に認められています。

企業の歴史

古河テクノマテリアル株式会社の歴史は1958年に設立された古河特殊金属工業株式会社に遡ります。以来、技術革新を続け、社名変更を経て現在に至っています。数々の受賞歴もその技術力の高さを物語っています。2003年には「ロクマル」神奈川工業技術開発大賞を受賞するなど、その技術力は高く評価されています。

社会への貢献

古河テクノマテリアルの製品は、人々の生活を支えるインフラの安全・安心に貢献しています。特殊金属材料は、医療機器や電子機器など、多様な分野で使用され、高度な技術を必要とする製品の品質向上に貢献しています。一方、防災製品は、火災などの災害から人命と財産を守る役割を担っており、社会全体の安全・安心に貢献しています。

グループ企業との連携

古河テクノマテリアルは、古河電気工業をはじめとする古河グループ各社との緊密な連携により、事業を展開しています。グループ全体の技術力やノウハウを活用することで、高品質な製品とサービスを提供し、顧客のニーズに応えています。

未来への展望

古河テクノマテリアルは、今後も技術革新を続け、特殊金属材料と防災製品の分野で世界をリードする企業を目指していきます。常に顧客のニーズを捉え、安全・安心な社会の実現に貢献する革新的な製品・技術の開発に挑み続けます。

もう一度検索