古藤千鶴

古藤千鶴について

古藤千鶴（ことう ちづる）は、1982年10月8日に生まれた元日本女子バレーボール選手です。長崎県西彼杵郡長与町出身で、彼女のバレーボール人生は実姉の影響からスタートしました。小学2年生の時に姉の背中を追いかけ、バレーボールを始め、長崎女子高校では主にミドルブロッカーとして活躍しました。

高校卒業後は、姉と同じチームであるPFUブルーキャッツに入団し、そこでセッターへとポジションを転向しました。プロとしてのキャリアの中で、古藤は2006年からチームの主将を務め、2008/09チャレンジリーグでの初優勝に大きく貢献し、最優秀選手賞も受賞しました。

2009年6月、古藤は久光製薬スプリングスに移籍します。彼女の移籍後、2012/13シーズンには主将としてチームを6年ぶりの優勝に導き、自らもベスト6に選ばれるなど、チームにとって重要な存在となりました。また、PFUでの経験や実績を基に、2014年には日本代表に選出されるという快挙も成し遂げました。

彼女のキャリアはその後も続き、2017年にはチャレンジリーグとプレミアリーグでの出場試合数が230に達し、Vリーグ栄誉賞を受賞しました。しかし、2016年以降は世代交代が進む中で若手選手が起用されることが多くなりました。それでも、チームにとって苦しい状況では古藤が先発メンバーに戻り、ファイナルでもスタメンとして戦いました。

その後、古藤は自分がいることで他のセッターに経験の機会を与えられないことを案じ、2018/19シーズンでの引退を決意。最後のシーズンではゴールデンセットまでもつれ込むファイナルで東レアローズを下して優勝。この試合で彼女は有終の美を飾りました。引退後は、生活を家族の元に戻し、バレーボール指導者として成長するために勉強を始めています。また、元所属チームのPFUブルーキャッツのホームゲームで解説としても活動しています。

球歴

• - 全日本代表: 2014年～
• - バレーボールワールドカップ: 2015年 5位

所属チーム

• - 町立長与北小（長与北小ファイターズ）
• - 町立長与中
• - 長崎女子高校
• - PFUブルーキャッツ（2001年～2009年）
• - 久光製薬スプリングス（2009年～2019年）

受賞歴

• - 2007年: 2006/07 Vチャレンジリーグ 敢闘賞
• - 2009年: 2008/09 Vチャレンジリーグ 最優秀選手賞
• - 2013年: 2012/13 Vプレミアリーグ ベスト6
• - 2014年: 2014 AVCアジアクラブ選手権 ベストセッター
• - 2017年: Vリーグ栄誉賞（長期活躍選手）

古藤千鶴はそのキャリアを通じてバレーボール界に数々の功績を残し、指導者としての新たな道に進もうとしています。彼女の経験や知識が次世代の選手たちに受け継がれていくことを期待しています。

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