古賀ゴルフ・クラブ

古賀ゴルフ・クラブの歴史と魅力

福岡県古賀市に位置する古賀ゴルフ・クラブは、ゴルフ愛好者にとって魅力あるスポットとして知られています。このゴルフ場の前身は、1926年に福岡県小郡市大保に開場した「福岡ゴルフ倶楽部大保コース」です。開場当初は9ホール、パー36の規模でしたが、1934年に赤星六郎の設計により、さらに9ホールが追加され、18ホールに拡張されました。

1940年には第15回日本プロゴルフ選手権大会が開催されるなど、多くの歴史的瞬間があった場所ですが、1944年に陸軍の接収により休場を余儀なくされました。その後、1947年に西日本鉄道の木村重吉さんの協力のもと、新たに古賀にゴルフ場を作る運びとなり、1948年には9ホールが完成しました。この際、当初は資金不足に悩まされながらも、他のゴルフファンと協力し合い、形となっていきました。

1953年には新ゴルフ場を設立し、1957年に「古賀ゴルフ・クラブ」として名称を改称しました。これにより、新たなスタートを切った古賀ゴルフ・クラブは、地域のゴルファーのみならず、全国のゴルファーの間でも高く評価される存在となりました。

コースの特徴

古賀ゴルフ・クラブのコースは、18ホール、パー72のシーサイドコースであり、その美しい景観と手入れの行き届いたプレイ環境が特徴です。コースの面積は約21万坪、全長は6,820ヤードであり、コースレートは75.0を誇ります。特に2種類のグリーン（ベントとバミューダ）を用意しており、様々なプレースタイルが楽しめます。プレースタイルは歩行とキャディ付きであり、練習場も充実しています。

メジャー選手権の開催

古賀ゴルフ・クラブは、日本のプロゴルフシーンにおいても重要な役割を果たしてきました。具体的な大会としては、1940年の第15回日本プロゴルフ選手権大会、1961年の第29回大会、1997年と2008年、さらには2019年の日本オープンゴルフ選手権大会など、数々のメジャーイベントを実施しています。

アクセスと施設

アクセスも良好で、鹿児島本線のししぶ駅や西鉄貝塚線の西鉄新宮駅からクラブバスが出ており、九州自動車道の古賀ICからも車で約10分と利便性があります。クラブハウスは広々としており、約698坪の面積で、設計は株式会社日建設計が手がけました。

エピソード

このゴルフ場は、多くのエピソードを抱えています。開場当初は「赤土の土俵グリーン」と称されるほどの未整備な環境でしたが、段々と今日の姿に成長してきました。また、バンカーの設計は英国のゴルフ場のようで、まさにリンクスコースの趣があります。

まとめ

古賀ゴルフ・クラブは、歴史的な背景や充実のコース設計、豊かな自然環境を楽しむことができる場所です。ゴルフを通じて多くの人々との交流が生まれる場として、今後も多くのゴルファーに愛され続けることでしょう。

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