古賀若菜

古賀若菜：日本の女子柔道界を牽引する若き才能

古賀若菜選手は、2001年6月28日、福岡県久留米市生まれの女子柔道選手です。48kg級で活躍し、身長154cm、リーチ162cmの体格から繰り出す背負投と寝技を得意としています。左組みで、握力は右39kg、左37kg。血液型はO型、段位は初段。

輝かしい経歴：小学生時代から世界へ

5人兄弟の長女として育ち、4歳から柔道を開始。兄弟3人も柔道を続け、幼少期から競技に親しんだ環境が土台となっています。

小学生時代から頭角を現し、全国小学生学年別柔道大会では40kg級と45kg級でそれぞれ優勝。その後、柔志学舎に進み、才能をさらに開花させました。

中学校時代は、全国中学校柔道大会で40kg級、44kg級と2年連続優勝を達成。近代柔道杯ではチーム2位ながら、抜群の強さを示し一本勝ち大賞を受賞するなど、早くからその実力を証明しました。先輩には後にオリンピック金メダリストとなる素根輝選手がいました。全日本カデット選手権でも優勝を飾るなど、中学時代は圧倒的な強さを見せつけました。高校では、インターハイで優勝を果たし、さらに全日本カデット選手権では惜しくも2位となりましたが、金鷲旗ではチームの優勝に貢献しました。

高校卒業後は山梨学院大学に進学。選抜体重別選手権で優勝し、高校生ながらシニアの全国大会で初優勝を飾る快挙を成し遂げました。続くグランプリ・モントリオールではIJFワールド柔道ツアー初出場にして優勝を掴み取りました。この頃から東京オリンピック出場に向けた強い意志を示していました。インターハイでは3連覇を達成、全日本ジュニアでは2位、世界ジュニア選手権では優勝を果たすなど、国内外で活躍の場を広げていきました。

大学時代も活躍は続き、世界選手権では2位、グランドスラム・パリでは優勝を経験するなど、世界トップレベルの選手としての実力を示しました。その後、アジア大会代表に選ばれ、グランプリ・ザグレブとアジア選手権では優勝を飾るなど、国際舞台での活躍は目覚ましいものがありました。

2024年4月からはJR東日本に所属。体重別選手権で優勝を果たし、世界選手権代表に選出されました。世界選手権では3回戦で敗退という結果に終わりましたが、その後もグランプリ・ザグレブとグランドスラム・東京で優勝と、その実力は衰えることなく、更なる高みを目指し続けています。

憧れの選手と未来への展望

古賀選手の憧れの選手は中村美里選手。その強さと活躍は、古賀選手のモチベーションを高める大きな力となっていることは間違いありません。

類まれな才能と努力、そして強い精神力を持つ古賀若菜選手。今後の活躍から目が離せません。IJF世界ランキングでは常に上位に位置し、日本の女子柔道界を代表する選手として、更なる高みを目指し、活躍を続けていくことでしょう。今後の活躍に期待が高まります。

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