可児市文化創造センター

可児市文化創造センター：文化の翼を広げる拠点

岐阜県可児市に位置する可児市文化創造センターは、地域住民の文化活動支援を目的とした総合文化施設です。愛称の『ala（アーラ）』はイタリア語で「翼」を意味し、センターが地域文化のさらなる発展への飛躍を促す存在であるという願いが込められています。

充実の設備と多様な空間

センターは、主に2つのホールを中心に構成されています。

宇宙のホール（大ホール）

1000席を超える大ホール「宇宙のホール」は、舞台芸術から音楽コンサートまで、幅広い用途に対応できる多目的ホールです。客席数は、舞台構成によって変動し、基本型では1019席（1階691席、2階161席、3階167席）、オーケストラピットを使用する場合は876席となります。

舞台もプロセニアム型とコンサート型に対応できるフレキシブルな設計で、プロセニアム型では14.5m×14.5mの広大な主舞台に加え、前舞台使用時は奥行き36mまで拡張できます。コンサート型では、幅18m×奥行き10.5mの主舞台と89㎡のオーケストラピットが利用可能です。

虹のホール（小ホール）

小ホール「虹のホール」は、311席（プロセニアム型）または221席（スラストステージ型）の客席を備え、演劇や音楽公演、ワークショップなど、多様な用途に対応できます。プロセニアム型では9.0m×9.0mの主舞台と、幅6.3m×奥行き7.4mの前舞台があり、コンサート型では幅17.0m×奥行き10.0mの舞台が利用可能です。

これらのホール以外にも、映像シアター、演劇練習室、音楽練習室(3室)、木工作業室、美術ロフト、演劇ロフト、音楽ロフト、ギャラリー、レセプションホール、ワークショップルーム(洋室、和室)、デジタルアート工房など、多様な文化活動に対応できる設備が整っています。

高性能な音響システム

開館当初はアナログ回線の音響システムでしたが、2014年7月にフルDanteの音響システムへと刷新されました。これにより、完全なネットワーク・オーディオ・システムが構築され、音響システムの運用における柔軟性が大幅に向上しました。

こけら落とし公演と注目

こけら落とし公演は、著名な和泉元彌氏によって行われ、その際に発生したダブルブッキングが全国的なニュースとなり、可児市文化創造センターの名を全国に知らしめるきっかけとなりました。

アクセス

可児市文化創造センターへのアクセスは、JR太多線可児駅よりタクシーで約5分、徒歩で約25分。名鉄広見線日本ライン今渡駅からは徒歩で約10分です。

まとめ

可児市文化創造センターは、最新の設備と多彩な空間を備え、地域文化の創造と発展に貢献する重要な拠点です。多様な文化活動の支援を通じて、地域社会の活性化に大きく貢献しています。

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