台北市立大学

台北市立大学 (University of Taipei)

台北市立大学（University of Taipei、略称：北市大、UTaipei）は、台湾の首都・台北市に位置する市立大学です。2013年に台北市立教育大学と台北市立体育学院が合併して設立されました。2つの大学の歴史と伝統を受け継ぎ、新たな総合大学として発展を続けています。

大学の概要

台北市立大学は、台北市の教育、文化、スポーツの振興に貢献することを目的として設立されました。教育学部、人文芸術学部、理学部、体育学部、市政管理学部の5つの学部を擁し、学士課程、修士課程、博士課程を提供しています。学生数は約1万人を超え、多様なバックグラウンドを持つ学生が学んでいます。

歴史

台北市立大学は、2013年8月1日に、以下の2つの大学が合併して誕生しました。

台北市立教育大学: 1895年に設立された台北師範学校を前身とする教育系の大学です。長年にわたり、台湾の教育界を牽引する人材を輩出してきました。
台北市立体育学院: 1968年に設立された体育系の大学です。スポーツ科学、運動トレーニング、体育教育の分野で優れた研究成果を上げてきました。

両大学の合併により、総合的な大学として教育、人文科学、理学、体育、都市政策分野において幅広く研究と教育を行うことが可能となりました。

キャンパス

台北市立大学は、以下の2つのキャンパスを持っています。

博愛キャンパス: 台北市中正区愛国西路1番に位置し、大学本部が置かれています。
天母キャンパス: 台北市士林区忠誠路二段101に位置し、体育学部を中心に利用されています。

学部・学科

台北市立大学は、以下の学部と学科を擁しています。

教育学部
教育学科
心理カウンセリング学科
幼児教育学科
特殊教育学科
学習と媒材設計学科
教育行政学研究所
児童発育コース
言語治療コース

人文芸術学部
中国語文学科
社会と公共事務学科
歴史と地理学科
音楽学科
視覚芸術学科
英語教育学科
舞踊学科
中国語教育学コース
芸術治療コース
社会科学教育コース

理学部
体育学科
情報科学科
応用物理・化学科
数学科
地球環境・生物資源学科
デジタル学習コース

体育学部
球技運動学科
陸上運動学科
レジャー運動管理学科
体育・健康運動学科
水上運動学科
武技運動学科
運動芸術学科
運動科学研究所
運動器材科技研究所
運動教育研究所
競技運動訓練研究所
障害者変換・レジャー教育研究所

市政管理学部
都市発展学科
都市産業経営とマーケティング学科
衛生福利学科

学生生活

台北市立大学には、学生自治会や各種サークルなど、活発な学生組織が存在し、学生生活を豊かにする様々な活動が行われています。

教員

各分野の専門家である多くの教員が在籍しており、学生の教育と研究をサポートしています。

主な出身者

台北市立大学は、多くの優れた人材を輩出しており、卒業生は様々な分野で活躍しています。特にスポーツ分野では、以下のような著名な卒業生がいます。

余凱文: ソフトテニス選手。2019年世界ソフトテニス選手権ダブルス優勝、2018年アジア競技大会ミックスダブルス金メダルを獲得。
* 林韋傑: ソフトテニス選手。2019年世界ソフトテニス選手権ダブルス優勝。

国際交流

台北市立大学は、海外の大学との交流にも積極的に取り組んでおり、交換留学プログラムや共同研究などを行っています。

まとめ

台北市立大学は、教育、人文科学、理学、体育、都市政策などの分野を網羅した総合大学として、地域社会の発展に貢献するとともに、国際的な研究拠点としての役割を果たしています。今後も、教育、研究、社会貢献の面で、更なる発展が期待されています。

外部リンク

台北市立大学公式サイト

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