台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処

台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処について

台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処（繁体字中国語: 臺北駐大阪經濟文化辦事處福岡分處、英語: Fukuoka Branch, Taipei Economic and Cultural Office in Osaka）は、中華民国（台湾）が日本の福岡県福岡市に設置している領事館級の外交代表機構です。一つの中国政策による制約のため、1972年9月の日華断交後は両国間に正式な外交関係はありませんが、民間機関という名目で実質的な外交代表機構が置かれています。

沿革

日本と中華民国の間に正式な国交があった1970年7月、在長崎中華民国領事館（繁体字中国語: 中華民國駐長崎領事館、英語: Consulate of the Republic of China in Nagasaki）が福岡へ移転し、総領事館に昇格しました。しかし、1972年12月、日華断交に伴い在福岡中華民国総領事館（繁体字中国語: 中華民國駐福岡總領事館、英語: Consulate-General of the Republic of China in Fukuoka）は閉鎖されました。

その後、亜東関係協会大阪弁事処福岡分処（繁体字中国語: 亞東關係協會大阪辦事處福岡分處）が設置され、実質的な外交機能を担うことになります。1992年5月15日、亜東関係協会の名称変更について日華両国で合意がなされ、同月20日、台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処に改称されました。

これにより、現在まで続く台湾と福岡の関係を支える重要な拠点としての役割を担っています。

所在地

福岡分処の所在地は以下の通りです。
[所在地情報]

詳細な住所や連絡先については、公式ウェブサイトをご確認ください。

公館長

歴代の公館長は以下の通りです。

長崎領事（1912年 - 1970年）
福岡総領事（1970年 - 1972年）
福岡分処長（1972年 - ）

関連情報

台北駐日経済文化代表処 - 駐日大使館級の外交代表機構
台北駐大阪経済文化弁事処 - 在大阪総領事館級の外交代表機構で、福岡分処の上部組織
長崎国旗事件

外部リンク

台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処 （日本語）
台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処 （中国語）

まとめ

台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処は、日華断交後の日本と台湾の関係を維持・発展させる上で非常に重要な役割を果たしています。領事館としての機能に加え、経済や文化交流の促進にも貢献しており、福岡と台湾の友好関係を支える架け橋となっています。

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