台東区立蔵前小学校

台東区立蔵前小学校について

台東区立蔵前小学校は、東京都台東区蔵前に所在する公立小学校です。精華公園とくらまえオレンジ図書館に隣接しており、地域との連携を重視した教育活動を展開しています。この学校は、2003年に精華小学校、小島小学校、済美小学校の3校が統合して開校しました。開校当初は345名の児童数でしたが、現在は700名を超える児童が在籍しています。

沿革

開校の経緯

2003年4月1日、精華、小島、済美の3小学校が統合し、蔵前小学校が開校しました。同月7日には開校式と第1回入学式が挙行され、新たな歴史がスタートしました。同年には大規模改修工事も行われ、校舎の整備が進められました。12月には開校記念式典が開催され、12月11日が開校記念日と定められました。

開校後の歩み

2004年には第1回卒業式が挙行され、翌年にはくらまえオレンジ図書館が開館しました。その後も、児童数の増加に伴い、新教室の設置や校舎の改修が行われました。2015年には東京都教育委員会から「オリンピック・パラリンピック教育推進校」に指定され、2016年には重点校に指定されるなど、教育活動の質を高める取り組みが積極的に行われています。2016年8月には旧柳北小学校跡地に移転を開始し、9月より新校舎での授業が開始されました。2019年1月には、旧精華小学校跡地に新校舎が完成し、授業が開始されました。

近年の動向

2022年には創立20周年を迎え、記念セレモニーが盛大に開催されました。また、新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休校となった時期もありましたが、現在は通常通りの学校生活を送っています。

前身校の歴史

蔵前小学校の前身となる小学校には、それぞれ長い歴史がありました。

精華小学校: 1874年に浅草区寿町に創立され、その後、現在の蔵前小学校の場所に移転しました。1982年には新校舎が竣工しましたが、2003年に蔵前小学校に統合され閉校しました。
済美小学校: 2003年に閉校し、現在はことぶきこども園となっています。
小島小学校: 1908年に創立され、1928年に新校舎が竣工しました。2003年に閉校し、現在は台東デザイナーズビレッジとなっています。

教育の特色

蔵前小学校では、食育に力を入れています。給食の時間に祖父母を招いて一緒に食事をするなどの取り組みを行っています。また、あいさつ運動も活発で、児童だけでなく教職員も積極的に挨拶をしています。さらに、金管バンドやオーケストラ活動も盛んで、運動会や地域のイベントで演奏を披露しています。

食育: 食に関する授業や活動を積極的に行い、食の大切さを伝えています。
あいさつ運動: 朝のあいさつ運動を励行し、児童のコミュニケーション能力向上に努めています。
音楽活動: 金管バンドやオーケストラ活動を通して、音楽の楽しさを伝えています。

規模と構成

蔵前小学校の児童数は、令和4年度には746人に達しており、特別支援学級も設置されています。児童数の推移を見ると、年々増加傾向にあります。活気のある学校生活が送られていることが伺えます。

アクセス

蔵前小学校は、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。

都営バス「都02」系統で、「寿三丁目」バス停より徒歩1分
都営地下鉄浅草線蔵前駅より徒歩3分
都営地下鉄大江戸線蔵前駅より徒歩4分
東京メトロ銀座線田原町駅より徒歩7分
JR東日本総武線浅草橋駅より徒歩10分

著名な出身者

蔵前小学校の卒業生には、著名な人物もいます。

夏目漱石（精華小学校の1期生）
* 尾藤イサオ（歌手、小島小学校出身）

まとめ

台東区立蔵前小学校は、長い歴史と地域とのつながりを大切にしながら、子供たちの成長を支える学校です。食育、あいさつ運動、音楽活動など、特色ある教育活動を展開しており、児童たちは豊かな学校生活を送っています。

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