『史上最強の移動遊園地
DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2003』は、日本の人気音楽グループ
DREAMS COME TRUE(ドリカム)によるライブビデオで、
2003年12月17日にリリースされました。この作品は、4年ごとに行われるライブツアー「史上最強の移動遊園地」の最新公演を記録したものであり、特に
西川隆宏の脱退後、二人だけになったセットアップでの初めての映像作品としても注目です。
作品の概要
本作は、ドリカムのユニバーサルJ移籍後にリリースされた初作品であり、初回限定盤と通常盤の二形態で販売された点が特徴的です。初回限定盤には、特典として「LOVE LOVE LOVE -ENGLISH VERSION-」を収録したCDとポスターが付いており、ファンにはたまらない特典となっています。加えて、同時にコンピレーションアルバム「
DREAMAGE-DREAMS COME TRUE “LOVE BALLAD COLLECTION”」もリリースされました。
ライブのメイン映像は、
2003年8月31日に備北丘陵公園で撮影され、本編の一部では苗場公演の映像も含まれています。「
LOVE GOES ON…」から「よろこびのうた」までの部分は、特に苗場でのパフォーマンスが使われています。この映像作品は、ファンにとって特別な意味を持つ内容ばかりです。
ツアーとそのテーマ
「史上最強の移動遊園地」というテーマは、過去のツアーから受け継がれており、今回のツアーでは「1日中がワンダーランド」というテーマが掲げられました。会場周辺には様々な出店や地域の伝統芸能が設けられ、来場者は朝から楽しむことができました。特にファミリーゾーンや、なかには会場近くの公園でお昼寝を楽しむ来場者もいたため、リラックスした雰囲気が特徴的でした。この大会運営のスタイルは、後の野外イベントにも影響を与えることとなります。
ステージの演出
今回のステージ演出は「ドリームみかん箱」として名付けられ、以前の派手な演出や
吉田美和のフライングパフォーマンスを抑える形で、自然に囲まれた空間で音楽を感じることに重きを置きました。これにより、観客はよりライブの体験に集中できる工夫がされています。
収録曲のリスト
本作品には多彩な楽曲が収録されています。代表的な曲としては、「
LOVE GOES ON…」や「よろこびのうた」、さらに「涙の万華鏡」や「未来予想図Ⅱ」などがあります。また、
吉田美和のソロコーナーも設けられ、ギタリストのDavid T. Walkerとの共演で更なる魅力を引き出しています。特に「生涯の恋人」や「告白」など、深いメッセージを持つ楽曲が披露されているのも見逃せません。
結論
『史上最強の移動遊園地
DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2003』は、音楽ファンにとってだけでなく、ドリカムの歴史においても重要なマイルストーンとなる作品です。この映像は、彼らの音楽とパフォーマンスの真髄を感じられる貴重な記録であり、ツアーの楽しさや感動がしっかりと伝わってきます。