各務原市木曽川文化史料館

各務原市木曽川文化史料館

岐阜県各務原市に位置する各務原市木曽川文化史料館は、木曽川の自然や歴史、文化についての豊富な資料を展示する博物館です。この施設は、地域の歴史や文化を知る場として多くの来館者に親しまれています。館内には、地元の生業や祭りに関する展示が豊富で、地域の生活文化を体感できる内容となっています。

歴史

各務原市木曽川文化史料館は1983年に羽島郡川島町の川島町ふるさと史料館として開館しました。2004年に川島町が各務原市に併合されたことに伴い、館名は各務原市川島ふるさと史料館に改称されました。2006年から2008年の間には、各務原市歴史民俗資料館がこの会館内に一時移転し、同時に２つの資料館が同一の場所に存在しました。

2011年には、木曽川に特化した資料展示へ内容が変更され、各務原市木曽川文化史料館として現在の形になりました。その後、2018年には各務原市歴史民俗資料館が別の施設に移転したため、一部の資料が木曽川文化史料館に移されました。また、その年の7月には新たに各務原空襲資料室と民俗資料室が開設され、来館者に対してさらに充実した展示が提供されています。

施設の概要

各務原市木曽川文化史料館の主な展示施設には、常設展示室、収蔵室、第二展示室、研修室があります。常設展示室では、旧羽島郡川島町を中心にした木曽川流域に関する多様な資料を持ち寄り、展示しています。具体的には、地元の生業（川漁や織物、養蚕など）、生活習慣、渡島川祭りなどの地域の祭り、自然災害としての洪水の影響、さらには歴史的な出来事についての展示が行われています。

収蔵室は2018年から民俗資料室として利用されており、地域の民俗文化に焦点を当てた展示が充実しています。さらに、同年以降は第二展示室が各務原空襲資料室として活用され、戦時中の地域に関する貴重な資料が展示されています。

利用情報

各務原市木曽川文化史料館の開館時間は午前9時から午後5時までで、月曜日は休館日です。祝祭日の翌日や年末年始（12月29日から1月4日）も開館しません。

館へのアクセスは、各務原市ふれあいバス川島線の「西養寺前」バス停から徒歩約8分、岐阜バス笠松川島線の「招魂社前」バス停から約10分です。また、名鉄名古屋本線・竹鼻線笠松駅から「川島松倉」行きのバスも利用できます。

このように各務原市木曽川文化史料館は、地域の歴史や文化に触れることができる貴重な場所です。ぜひ訪れて、木曽川の魅力を体験してみてください。

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