吉井郵便局 (長崎県)

吉井郵便局の概要

吉井郵便局（よしいゆうびんきょく）は、長崎県佐世保市に所在する郵便局で、集配特定郵便局として知られています。民営化以前は、郵便に関する各種業務を行いながら、地域の重要な交通の要所でもあります。郵便局の所在地は、佐世保市吉井町立石497番地1で、国道に面しておりアクセスも良好です。吉井町はかつて北松浦郡に属していましたが、2005年に佐世保市に統合されています。

沿革

吉井郵便局の歴史は、1908年3月26日に初めて開局したことに始まります。当初は三等郵便局として設立され、その後、次々と多様な業務を追加していきました。1916年には簡易保険業務を始め、1920年には電信業務を導入、この年の同月には市外電話の取り扱いも開始されました。1921年には佐々郵便局から集配業務を引き継ぎ、さらに1932年には電話交換業務を開始しました。

1963年には御橋郵便局から電話交換事務を移管し、1969年には福井郵便局から和文電報配達事務を受け継ぎました。1970年には現在の場所に局舎を改築して移転し、その後1975年に電話自動化に伴い、電話交換業務は佐々電報電話局に移されました。その後も許可と業務範囲の変更が続き、2007年に民営化に伴って一部業務が郵便事業佐世保支店吉井集配センターに移管されました。2012年には、吉井郵便局が日本郵便株式会社の下で統合されたことで、現在の形になっています。

提供サービス

吉井郵便局は、一般的な郵便業務はもちろんのこと、印紙、ゆうパック、内容証明の発送などを行っています。また、貯金や為替、振替、振込、国際送金、国債の取り扱いも行っており、地域の住民にとって重要な金融機関として機能しています。その他にも生命保険やバイクの自賠責保険のサービスも提供しており、さらにゆうちょ銀行のATMも設置されています。宝くじの販売も行っており、地域住民の生活を支える多様なサービスが揃っています。また、佐世保市内の一部地域の集配業務も担当し、利益の最大化を目指しています。

周辺施設とアクセス

吉井郵便局周辺には、佐世保市役所吉井行政センター（旧吉井町役場）や、生涯学習に特化した吉井地区生涯学習センターがあります。また、長崎県警の相浦警察署や吉井警察官駐在所も近く、地域の安全が保たれています。教育機関も充実しており、佐世保市立吉井中学校や吉井南小学校、さらには吉井保育園と吉井中央幼稚園も周囲にあります。さらに、地元のスーパーマーケット「まつばや吉井店」や、吉井活性化センター「ソレイユ吉井」も歩いて近くにあります。

アクセスは、松浦鉄道西九州線の吉井駅から北東へ約600メートル、徒歩で約6分の距離にあります。西肥バスの吉井停留所からも徒歩約1分で、国道204号沿いに位置しているため、駐車場も完備されていて便利です。全体として、吉井郵便局は地域の生活において欠かせない存在であり、長い歴史と多様なサービスを提供し続けています。

もう一度検索