吉川潤

吉川潤氏は、1975年奈良県生まれの実業家で、株式会社吉川製作所の代表取締役社長を務めています。同社は奈良県大和高田市に本社を置き、真空機器の販売や修理を主な事業として展開しています。

吉川氏は2000年10月、父である吉川與氏が創業した吉川製作所に入社。2010年4月には代表取締役社長に就任し、現在に至ります。幼少期から事業に関わっていたわけではなく、家業を継いだのは比較的後年と言えるでしょう。

事業経営の傍ら、吉川氏は馬主としても知られています。日本中央競馬会（JRA）と地方競馬全国協会（NAR）に登録しており、勝負服は桃、黄星散、白袖。冠名には自身の名前から「ジューン」を使用しています。

馬主になったきっかけは、奥様の父親が競馬好きだったことから、一口馬主を始めたことに遡ります。やがて自身の馬を持ちたいという思いが強まり、父の吉川與氏が退職後1年で亡くなったことをきっかけに、「やりたいことはやれる時に」という決意を固め、個人馬主として所有馬を保有するようになりました。このエピソードは、吉川氏の行動力と、人生に対する積極的な姿勢を象徴していると言えるでしょう。

吉川氏の所有馬の中でも特に注目されているのが、ジューンベロシティです。同馬は2023年と2024年の東京ジャンプステークス、2023年の阪神ジャンプステークス、そして2024年の東京ハイジャンプで優勝するなど、数々の重賞競走で輝かしい成績を残しています。

他にも、ジューンテイクが2024年京都新聞杯で優勝するなど、吉川氏の所有馬は数々のレースで好成績を収めています。ジューンオレンジは2023年のフィリーズレビューで3着に入るなど、将来性も高く期待されています。これらの活躍の裏には、吉川氏の馬への愛情と、関係者への信頼関係、そして綿密な戦略が垣間見えます。

吉川潤氏は、実業家として会社を率いる傍ら、馬主としても成功を収めている稀有な存在です。その成功の背景には、家族からの影響、そして何事にも積極的に取り組む姿勢があると言えるでしょう。今後の吉川氏の活躍、そして所有馬たちの更なる活躍に期待が集まります。

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