吉持亮汰

吉持亮汰：元プロ野球選手の経歴と成績

吉持亮汰（よしもち りょうた）は、1993年11月4日生まれで、大阪府堺市出身の元プロ野球選手です。彼は内野手として、東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍しました。

経歴

プロ入り前

彼の野球キャリアは、堺市立金岡南小学校1年生の時に金岡ジュニアパイレーツで始まりました。中学校では軟式野球部に所属し、広陵高校へ進学しました。高校時代は、1年先輩の有原航平と共に注目される選手でしたが、選抜や全国選手権大会にはベンチ入りできませんでした。3年生時には、広島県大会で近大福山高校に敗れています。

大学は大阪商業大学に進学し、関西六大学リーグに出場。2年生の春と秋にはベストナインを獲得し、4年生の春には打率.439で首位打者となりました。大学での通算成績は、90試合出場で打率.263、82安打、60盗塁でした。

プロ入り

2015年のドラフト会議で、吉持は東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受けました。契約金は7000万円、年俸1200万円で、背番号は2に決まりました。

楽天時代

2016年には春季キャンプに出遅れたものの、一軍に昇格し、初の公式戦出場を果たします。5月5日には一軍で初めての安打を記録し、同月31日の阪神戦で複数安打を達成しました。シーズンを通じて21試合出場し、打率.161で終了しました。

その後、2017年は二軍で活躍するも、手首を手術し、一軍出場は果たせませんでした。2018年、怪我の影響で一軍出場はなく、10月には戦力外通告を受けますが、育成選手として再契約しました。

育成選手としてのキャリア

育成契約後も、毎年契約を更新しながら二軍でセルフを続けましたが、打撃成績はなかなか上がらず、最終的には2022年オフに育成再契約が行われないことが決まり、退団となりました。

選手としての特徴

吉持は、右打者でありながら俊足を活かし、50メートル走では5秒68を記録。身体能力が高く、一塁到達タイムは4秒1でした。また、遠投は125メートルを記録し、最速146km/hの速球を投げる投手としての一面も持ち合わせていました。

人物

幼少期から木に登ることが得意だったことから、「サル」との愛称が付けられました。

記録

吉持亮汰が記録した初プロの成績は、2016年4月20日の対オリックス戦での出場で、初安打は5月27日の対北海道日本ハム戦でした。公式戦では、特に若手選手がチームメイトと共にスタメンに名を連ねるなど、注目の選手でもありました。

彼の野球人生は、怪我や再契約といった波がありましたが、その一方で若手選手としての活躍や身体能力の高さは多くのファンに印象を残しました。吉持亮汰は、今後の活躍に期待される選手の1人でした。

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