吉田杏

吉田 杏

1995年6月30日、大阪府に生を受けた吉田 杏（よしだ きょう）は、ジャパンラグビーリーグワンに加盟する三菱重工相模原ダイナボアーズで活躍するプロラグビー選手です。フィールドでは主にフォワード第3列のポジション、ナンバーエイト（No.8）やフランカー（FL）としてプレーしています。その体格は身長188cm、体重105kgと恵まれており、激しいコンタクトプレーが求められるポジションで存在感を発揮しています。「キョウ」というニックネームでチームメイトやファンから親しまれています。

吉田選手のラグビーキャリアは12歳の時に始まりました。その後、強豪校として知られる大阪桐蔭高校に進学し、在学中には高校日本代表にも選出されるなど、早くからそのポテンシャルの高さを示しました。2014年に高校を卒業すると、ラグビー界の名門である帝京大学へ進学。大学時代には、後のチームメイトとなる岡田優輝選手や垣本竜哉選手ら、同級生と共に研鑽を積みました。また、大学でプレーする傍ら、国体には大阪府代表として出場した経験も持ちます。

2018年に帝京大学を卒業した吉田選手は、トップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ（現在のトヨタヴェルブリッツ）に入団しました。プロ選手としての第一歩を踏み出した彼は、同年9月1日に行われたジャパンラグビートップリーグの開幕節、サントリーサンゴリアス戦で先発メンバーとして公式戦デビューを果たしました。入団初年度からチームの戦力として期待に応える活躍を見せます。

さらに、2020年2月には、スーパーラグビーに参戦していたサンウルブズに追加招集されるという栄誉を得ました。国際的な舞台での経験を積む機会を得たことは、彼の選手としての幅を広げる貴重な経験となりました。

トヨタヴェルブリッツで経験を積んだ後、吉田選手は新たな挑戦の場を求め、2023年に三菱重工相模原ダイナボアーズへの移籍を決断しました。現在は、ダイナボアーズの一員として、リーグワンの舞台で激しいプレーを見せています。豊富な経験と恵まれた体格、そして情熱的なプレーで、チームに貢献し続けています。

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