吉祥寺音楽祭

吉祥寺音楽祭

吉祥寺音楽祭は、東京都武蔵野市吉祥寺で毎年ゴールデンウィークに開催される音楽イベントです。

概要

"今を生きよう。古きを忘れるな。新しいものを生み出せ"をキャッチコピーに掲げ、音楽を通して、過去と現在を繋ぎ、未来へのメッセージを発信する創造と文化の祭典として、地域に根付いています。

歴史

1986年に文化芸術都市・吉祥寺の街の活性化の一環としてスタートしました。当初は毎年趣向が変わっていましたが、企画統一のためアンケート調査を重ねた結果、1990年の第5回からジャズに特化したイベントとなりました。

2002年の第17回には、吉祥寺の更なる発展を目指し、音楽祭はリニューアルされました。『吉音コンテスト』『スーパーステージ』『公園コンサート』『ジャズコンサート』の4つを軸に、毎年ゴールデンウィークにイベントが展開されています。

屋外イベントや自主イベントは基本的に無料ですが、『吉音コンテスト』や『ジャズコンサート』など、一部有料のイベントも存在します。

2015年の第30回からは「吉祥寺スプリングフェスタ」の一環として開催されています。このフェスタは、吉祥寺駅南北自由通路の開通1周年を記念して始まりました。

イベントの模様は、終了後の5月末日にJ:COM武蔵野三鷹「J:COMチャンネル」で特集番組として放送されます。

2020年には、新型コロナウイルスの影響により『吉音コンテスト』を除くイベントが中止となりましたが、『吉音コンテスト』決勝大会のみ秋に開催時期を移して実施されました。

2024年の第39回は、キャッチコピーを見直し、街全体を舞台とした音楽フェスティバルとして"OMATSURI"という新たなテーマのもと生まれ変わります。

イベント内容

吉祥寺音楽祭では、様々なイベントが開催されます。主なイベント内容は以下の通りです。

吉音コンテスト

音楽祭のメインイベントで、以前はジャズコンテストとして開催されていましたが、2002年より幅広いジャンルのミュージシャンが出場するコンテストとしてリニューアルされました。プロ・アマ問わず、全国各地から多くのミュージシャンが参加し、フォーク、ポップス、ロック、ジャズなど多様な音楽が演奏されます。決勝大会は吉祥寺シアターで開催され、グランプリ受賞者はむさしのFMでレギュラー番組を担当します。

吉音スーパーステージ

吉祥寺駅前北口広場で行われる屋外ステージライブです。地元や中央線沿線で活躍する若手やプロのミュージシャン、吉音コンテスト出場者などが出演し、2日間にわたりライブパフォーマンスを繰り広げます。

公園コンサート

井の頭恩賜公園野外ステージで開催されるコンサートです。主に地元の小中高校の吹奏楽部やコーラスグループが出演します。

ジャズコンサート

音楽祭の中で最も歴史のあるイベントで、ジャズファンから幅広い年齢層に人気があります。プロ、アマチュアを問わず、多彩なミュージシャンが出演し、吉祥寺のジャズクラブや大学のジャズバンドなどが演奏を披露します。

ビッグバンドフェスティバル

2017年から始まった新しいイベントで、吉祥寺に縁のある学生や社会人のアマチュアビッグバンドが集結し、ジャズの生演奏を披露します。

吉音ストリートライブ

吉祥寺駅前北口平和通りで行われるストリートライブで、新進気鋭の若手ミュージシャンが演奏を披露します。

ホコ天パレード

吉祥寺駅前北口平和通りを中心に、サンバ、マーチングバンド、バトントワリング、チアリーディング、ダンスなど様々な団体が参加するパレードが行われます。

自主イベント

音楽祭期間中、協賛店舗が独自に開催するイベントです。各店舗が趣向を凝らし、様々なジャンルのイベントが展開されます。

特別企画

節目の年などには、記念コンサートなどの特別な企画が実施されます。

主催・運営

吉祥寺ウェルカムキャンペーン委員会と吉祥寺音楽祭実行委員会が主催・運営を行っています。

シンボルソング

音楽祭のシンボルソングとして、『スキスキ吉祥寺』と『魂のシンガー』の2曲があります。

記念グッズ

期間中、吉祥寺のカフェや和菓子店で、音楽祭限定のクッキーやまんじゅうなどの記念グッズが販売されます。

その他の情報

関連事項: 吉祥寺、吉祥寺駅、ジャズ喫茶
* 外部リンク: 公式サイト、X（旧Twitter）、Facebook、YouTubeチャンネル

備考

この音楽祭は、吉祥寺の街の活性化に貢献しており、地域住民や音楽ファンにとって欠かせないイベントとなっています。多種多様な音楽に触れることができる貴重な機会であり、街全体が音楽に包まれる期間となります。

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