同志社大学大学院理工学研究科・理工学部

同志社大学大学院理工学研究科

同志社大学大学院理工学研究科は、1880年代末に創立された同志社波理須理化学校が起源となり、2008年に工学部が改組されたことによりこの研究科が設立されました。現在は、情報工学、電気電子工学、機械工学、応用化学、数理環境科学などの専攻があり、十つの学科を有する理工学部と連携しています。キャンパスは京田辺に位置し、現代的な研究環境が整っています。

専攻と学科

大学院専攻:

• - 情報工学専攻
• - 電気電子工学専攻
• - 機械工学専攻
• - 応用化学専攻
• - 数理環境科学専攻

学部学科:

• - インテリジェント情報工学科
• - 情報システムデザイン学科
• - 電気工学科
• - 電子工学科
• - 機械システム工学科
• - エネルギー機械工学科
• - 機能分子・生命化学科
• - 化学システム創成工学科
• - 環境システム学科
• - 数理システム学科

2021年度の学部の入学定員は756人で、学際的な教育が展開されています。

海外留学と取り組み

同志社大学は、海外の著名な教育機関との提携を通じて国際性豊かな教育を提供しています。具体的には、エコールセントラル国立理工科学院連合、パリ市立工業物理化学大学院大学、ミラノ工科大学、マドリッド工科大学との協定校があります。

教育の哲学

同志社大学理工学部は、新島襄の理念である「人間のための科学技術」を重要視し、「良心を持って能力を発揮し、社会に貢献する人物の育成」を目指しています。学際的な知識と技術だけでなく、倫理観を持った人材の育成にも力を入れています。特に、企業のイノベーションを促進する人材の育成を目指すMOT（Management of Technology）プログラムは、ビジネス研究科と連携し、実社会における問題解決能力を養っています。
また、ISTC（国際科学技術コース）は国外で学んだ日本人や外国人留学生を対象として設置され、国際的な視野を持つ人材の育成に寄与しています。

研究施設

研究拠点としては、モビリティ研究センター、高機能微粒子研究センター、国際インフラシステム研究センターなど、多様な分野で学際的な研究を推進しています。特に、人工知能工学研究センターやナノ・バイオサイエンス研究センターは先端技術の開発に貢献しています。

沿革と出身者

同志社大学の流れを受け継ぐ理工学部は、過去に数度の改組があり、1944年には同志社工業専門学校が設立、1949年には新制大学としての工学部に進化しました。著名な出身者には、政界や企業界で活躍する人々が多く、地域の指導者から国際的な企業のCEOまで、多岐にわたります。

交通アクセス

京田辺キャンパスへは、近鉄電車「興戸駅」から徒歩15分、JR「同志社前駅」から徒歩10分の距離で、便利な交通アクセスが確保されています。

同志社大学大学院理工学研究科は、歴史と革新を兼ね備えた教育機関であり、次世代の科学技術者を育成するための体制が整っています。

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