同志社前駅

同志社前駅の概要

同志社前駅（どうししゃまええき）は、京都府京田辺市三山木垣ノ内に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）の片町線（学研都市線）の駅です。駅番号はJR-H23であり、始発および終着の電車が多く発着しています。

開業と歴史

この駅は1986年4月1日に開業され、国鉄時代には新潟大学前駅、自治医大駅に次いで、3番目に学校名を冠した駅として登場しました。駅名は同志社大学京田辺キャンパスに近いことに由来しています。

開業当初は1面1線のシンプルな構造で、ホームの有効長はわずか50メートル、つまり2両分でした。しかし、1989年には構内が2面2線に拡張され、折り返し運転が可能となったため、快速列車の約半数がこの駅で折り返すようになりました。さらに、1999年には自動改札機が設置され、2003年からはICカード「ICOCA」の利用も開始されました。

近年では2005年に新しい駅舎が開設され、同志社大学のキャンパスをイメージしたデザインになりました。その後、駅の改良が続き、2010年には7両編成での運転が開始され、ホームもその長さに対応するように拡張されました。

駅の構造

同志社前駅は、現在も1面1線の構造を持ち、列車の折り返し運転ができるように場内・出発信号機が設置されています。JR西日本交通サービスが管理していますが、駅の運営は四条畷駅が担当しています。ICOCA対応駅であるため、ICカードの利用が可能で、改札口付近には通学時間帯に特に便利な簡易改札機が設置されています。ただし、無人時間帯があり、その際はインターホンを通じてコールセンターが対応しています。

かつての駅舎は、583系電車の廃車体を活用していましたが、乗客の増加に伴い新しい駅舎が必要とされて建て替えが決まりました。新駅舎の開設により、待合室などの空間がより快適になりました。

ダイヤと利用状況

ダイヤは1時間に下りが4本（うち3本は当駅始発）、上りには1～2本の快速や区間快速が発着します。平日には朝ラッシュ時に本数が増加し、学生の利用が多いことから車内は混雑することもしばしばです。京都府統計書によれば、1日平均の乗車人員は非常に多いとのことです。

周辺環境

同志社前駅は主に学生の利用が高い駅ですが、駅周辺には学生向けの飲食店が少なく、大学や高校関連の施設が多く点在しています。具体的には同志社大学京田辺キャンパスや同志社女子大学、京田辺シュタイナー学校などがあります。また、近隣には近鉄京都線の興戸駅も存在し、交通の便も良好です。

比較的新しい駅として、教育機関へのアクセスを担う役割は今後も続くでしょう。

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