名古屋外語・ホテル・ブライダル専門学校

名古屋外語・ホテル・ブライダル専門学校は、愛知県名古屋市千種区今池にキャンパスを構える私立の専修学校です。学校法人電波学園によって設置・運営されており、1991年に前身となる名古屋外語専門学校として開校しました。国際化が進む現代社会において、語学力とともにサービス分野の高い専門性を兼ね備え、国内外で即戦力として活躍できる人材の育成を教育目標として掲げています。

教育理念と特色

本校では、国際社会で求められる知識と技能の習得に加え、健全な社会観と堅実な人生観を持った「全人教育」にも力を入れています。単なる語学や専門スキルの習得にとどまらず、人間的な成長も重視しており、グローバルな視点を持つリーダー育成を目指しています。

設置学科

語学、エアライン、ホテル、ブライダルといったサービス分野の専門知識・技術を学ぶ学科が設置されています。具体的な学科としては、英語力を専門的に磨く英語本科や英語科、航空業界を目指すための国際エアライン科、ブライダル業界で活躍するためのブライダル科（ブライダルコーディネーターコース、ブライダルスタイリストコース）、そしてホテル業界のプロフェッショナルを養成する国際ホテル科があります。

沿革

学校の起源は古く、1952年に開校した名古屋高等無線電信学校を前身とします。学校法人電波学園が設立されたのは1959年です。専門学校としては1991年に名古屋外語専門学校が誕生し、当初は文化教養専門課程の実用英語科などが置かれました。その後、日本語科、国際ビジネス科などが順次開設され、学科構成を拡充。愛知産業大学短期大学通信教育部や佛教大学通信教育部との提携により、大学・短大卒業資格の取得も可能なコースを設けるなど、教育の選択肢を広げていきました。1997年には実用英語科が外国語学科に改称され、英米語コースや中国語コースが誕生。西オーストラリアTAFE連合との提携も開始されました。2004年には国際ビジネス科がホテル観光科に改称され、ホテルや観光分野の教育が強化されました。2008年にはホテル観光科内にブライダルコースが設置され、サービス分野の専門性を深めていきます。そして2010年には国際エアライン科やブライダル学科などが新たに設置され、現在の専門分野の基礎が固まります。2012年には現在の校名である名古屋外語・ホテル・ブライダル専門学校へ名称が変更されました。2013年にはホテル観光科が国際ホテル科へ、ブライダル学科がブライダル科へとそれぞれ改称。2014年には主要な学科が文部科学大臣により職業実践専門課程として認定され、より実践的な教育内容が公的に認められました。2020年には英語本科が新設されています。

資格取得

在学中に各分野に関連する様々な資格取得を目指せるほか、所定の学科において卒業時には「専門士」の称号が得られます。さらに、愛知産業大学短期大学通信教育部との併修制度を利用することで、大学卒業資格、短期大学士の称号、中学校英語教員免許などの取得も可能です。

年間の行事

学生生活を彩る多彩な行事が年間を通じて実施されています。4月のオリエンテーションで始まり、6月と10月にはレクリエーションデーで学生間の交流を深めます。8月と12月には青春ガールズクワイアライブが開催されるほか、12月には学園祭であるカレッジフェスティバルが行われ、日頃の学びの成果を発表します。実践的な学びの集大成として、3月には模擬結婚式・披露宴が実施されます。海外での語学研修や文化体験を目的とした海外研修は、9月と2月にそれぞれ実施されており、グローバルな視野を養う貴重な機会となっています。また、卒業を祝う卒業パーティーが3月に行われます。

アクセス

名古屋市営地下鉄東山線および桜通線の今池駅から徒歩約2分という、交通至便な立地にあります。

名古屋外語・ホテル・ブライダル専門学校は、学校法人電波学園が設置する多数の専門学校や大学の一つであり、学園全体の教育ネットワークの中で専門性を追求しています。

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