名古屋工業高等学校

名古屋工業高等学校について

名古屋工業高等学校は、愛知県名古屋市昭和区円上町に位置する私立の男子工業高等学校です。この学校は1929年に設立され、全国の私立工業高校の中で5番目に甲種工業学校の認可を受け、長い歴史を持っています。本校には8階建ての免震構造の新校舎があり、教育環境が整っています。

校舎と分校の紹介

名古屋工業高等学校には、本校と永和台研修センターという分校があります。本校は昭和区円上町に位置し、授業や部活動が行われるメインの拠点です。伝統ある校舎には、創立者の銅像が正門前にあります。

一方、分校は愛知県愛西市大井町にあり、広いグラウンドと体育館を備え、特に体育系科目や部活動に利用されています。分校の体育設備は充実しており、2008年には新しい鉄筋コンクリートの校舎が完成しました。

特徴的な制服と教育方針

名古屋工業高等学校は、制服に金ボタンが5つ付いた紺の詰襟学生服を採用しています。さらに、鞄やスリッパも学校指定のものを使用するなど、生徒の身だしなみを重視しています。

この学校は「工業立国日本」を支える中堅技術者の育成を目指し、心身の健全さや礼儀を重視した教育方針を掲げています。心・技・体の調和のとれた技術者を育てるための教育が実施されています。

部活動の充実

名古屋工業高等学校では多様な部活動が展開されています。野球やサッカー、ラグビーなどの球技から、柔道、レスリング、ボクシングなどの格闘技系、さらにはロボット制作などの文化系部活動まで、多岐にわたる選択肢があります。これにより、生徒は自らの興味や才能を伸ばすことができる環境が整っています。

歴史と沿革

1920年に名古屋工科学院として設立されたこの学校は、その後1921年に名古屋工科学校に改称し、1929年には名古屋工業学校に変更されました。1948年には学制改革によって名古屋工業高等学校となり、時代に合わせて学科も拡充されてきました。工業化学科、電気科、情報技術科の設置が行われており、現在は様々な専門分野の技術者を育成しています。

交通アクセス

名古屋工業高等学校へのアクセスは、多岐にわたります。名古屋市営バスや地下鉄を利用することができ、様々な交通手段から通学可能です。分校へのアクセスもJRや近鉄の駅から近く、便利な立地があります。

教職員と有名卒業生

体育教諭としてボクシング部の顧問を務める深町亮介氏（元読売ジャイアンツ投手）をはじめ、著名な卒業生も多い名古屋工業高等学校。総合格闘家の阿部裕幸選手やラグビー選手の野田創選手、プロボクサーの水野拓哉選手と村上勝也選手など、卒業生たちは各界で活躍しています。

名古屋工業高等学校は、長い歴史を持った教育機関であり、技術者を育成するための特色ある教育と充実した環境を提供しています。

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