名古屋市営バス楠営業所

名古屋市営バス楠営業所

名古屋市営バス楠営業所は、愛知県名古屋市北区に位置し、主に北区と西区の路線を担当しています。具体的な所在地は玄馬町231で、最寄りのバス停は新川中橋です。この営業所は、三重交通名古屋観光営業所の敷地内に設置されており、周囲には本所担当の路線が少なく、他の営業所（特に如意営業所）が担当する路線が多く通過しています。

開設の背景

名古屋市営バスは、2005年からのコスト削減の一環として、営業所の運営を民間事業者に委託する方針を取り入れました。この際、必要な運行業務や車両管理の他、バス留置スペースや整備設備も受託業者に提供してもらう形で募集を行いました。結果、三重交通が提案し、名古屋市交通局の11番目の営業所としてこの場所に楠営業所が開設されました。

沿革

• - 2014年 - 名古屋市交通局浄心営業所楠分所として開設され、35両と8系統を担当する体制で運行が開始されました。
• - 2016年 - 担当路線が増加し、50両、15系統に拡充されました。
• - 2018年 - 港明営業所の開設に伴い、運行体制が一時的に変更され、53両、17系統の体制となりました。
• - 2019年 - 港明営業所が正式に開設され、運行体制が元に戻り、楠営業所として独立しました。

主な担当路線

楠営業所は、以前の浄心営業所および如意営業所が担当していた一部の路線を引き継いでいます。特に、名駅13号系統は名古屋駅と西区庄内地区・北区萩野地区を結ぶ重要な路線です。この系統は、新川中橋から名古屋駅まで裏道を通る独自の経路を有しており、名古屋市立大学医学部附属西部医療センターへのアクセス路線としても活用されています。

仲間に入る他の系統には、栄12号系統、栄13号系統、黒川12号系統、さらに北巡回系統などがあり、地域の交通需要に応じて多様な運行が行われています。

車両情報

楠営業所には50両のノンステップバスが配属されており、ノンステップバスは乗り降りがしやすく、バリアフリーを重視した設計が特徴です。営業所では、主に地域内の循環運行を支えるためのバスが日々運行しています。

まとめ

名古屋市営バス楠営業所は、名古屋市内の公共交通を支える重要な役割を果たしています。地域のニーズに応じた柔軟な運行体制を整えており、市民の日常生活に欠かせない存在となっています。今後も多様な路線の発展と利便性向上に期待が寄せられます。

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