名古屋市営バス野並営業所

名古屋市営バス 野並営業所概要

名古屋市営バスの野並営業所は、名古屋市天白区相川にあるバスの拠点で、主に天白区や瑞穂区の路線を担当しています。最寄りのバス停は地下鉄鳴子北となり、所在地は利便性が高く、周辺地域へのアクセスが容易です。

沿革

1974年に「野並自動車運輸事務所」として設立され、1982年には「野並営業所」へと改称されました。2012年からは名鉄バスに管理を委託し、運営が行われています。特筆すべきは、2000年の東海豪雨の際にこの営業所が水没したことがあり、その結果、廃車となった車両が9両あったことです。さらに、2011年に桜通線の延伸に伴い、営業所の前に地下鉄鳴子北駅が開設されました。

車両とバスターミナル

現在、野並営業所では約70両が保有されており、ノンステップバスが配備されています。営業所内にはバスターミナルも併設されており、名古屋市営バスの営業所の中で唯一、ターミナルを持つという特性があります。バスターミナルは、地下鉄鳴子北駅へのアクセスも良好で、利用者にとって便利な環境が整っています。

主な路線

野並営業所はさまざまな路線を運行していますが、ここでは特に代表的な系統をいくつか紹介します。

栄20号系統

この系統は栄と地下鉄瑞穂運動場東駅、新瑞橋駅を結ぶ路線で、鶴舞公園前を経由します。全区間を通して使用することは少なく、利便性を考慮して一部の利用者には短区間での利便性が高いです。

金山14号系統

金山駅と地下鉄総合リハビリセンター駅を結ぶ路線で、瑞穂区役所を経由します。市電の代替としての役割も果たしており、運行本数は平日の日中に約1時間に1本設定されています。

金山16号系統

こちらは金山駅と地下鉄瑞穂運動場東駅を結ぶ路線で、桜山・石川橋を経由します。金山から瑞穂運動場東へのアクセスを確保するための重要な路線です。

瑞穂巡回系統

この系統は地域巡回バスとして、瑞穂区内の公共施設や主要なポイントを結んでいます。停留所数が多く、地域の多様なニーズに応える形で運行されています。

運行状況

野並営業所のバスは平日の昼間や土日祝日にも運行されており、路線によって異なる運行本数が設定されています。例えば、日中の営業では30分ごとの便もあり、一定の需要を満たす運行体系が整っています。特に地域のイベントやマラソン大会がある際には一時的に運行ダイヤが変更されることもあります。

今後の展望

名古屋市営バス野並営業所は、地域交通の核となる重要な役割を担っており、今後も利便性を高めるためのサービス向上に取り組んでいくことが期待されています。地域のニーズに応じた柔軟な運行体制を通じて、より多くの利用者に愛される営業所を目指していくことでしょう。

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