名古屋市港防災センター

名古屋市港防災センター

名古屋市港防災センターは、愛知県名古屋市港区に位置し、防災に関する啓発と研修を目的として設立されました。1982年2月に開設され、近年では災害時の応急対応の拠点としても活用されています。この施設は、名古屋市港区役所のすぐ隣にあり、地域住民にとって重要な防災教育の場となっています。

設立の背景と運営体制

設立当初から防災に特化した活動が行われており、地域社会の防災意識を高めるためのさまざまなプログラムが提供されています。運営は1982年から財団法人名古屋市防災管理公社が担当していましたが、2012年に公社が解散したため、名古屋市消防局が直接運営することになりました。その後、2013年からは株式会社丹青社が指定管理者として運営を開始しています。

体験型の防災教育

このセンターでは、実際に体験できる多様なプログラムが用意されています。
特に、1階には地震体験室があり、震度7の地震を疑似体験することができます。これにより、地震が発生した際にどのように行動すべきかを学ぶことができます。また、消防ヘリコプターの試乗体験も行っており、体験を通じて防災への興味を喚起しています。

さらに、図書館や各種展示コーナーも設けられており、伊勢湾台風に関する事例や、災害発生時の対応についての資料を手に取ることができます。

施設の概要

1階の施設

1階では、「見る・知る」をテーマにした展示が行われています。ここでは主に、地震体験や消防ヘリの試乗、図書館利用が可能で、視覚的に防災について学ぶことができます。

2階の施設

2階は「体験する」ことに焦点を当てています。消火体験や通報体験、防災教室、煙避難体験室などを通じて、実践的な学びを提供しています。ミニシアターや集会室もあり、地域交流の場としても利用されています。

利用方法とアクセス

名古屋市港防災センターは、入場料金が無料で、開館時間は午前9時30分から午後4時30分までです。ただし、毎週月曜日（祝日の場合は翌日）や毎月第3水曜日、年末年始は休館となります。

交通アクセスは便利で、名古屋市営地下鉄名港線の「港区役所駅」から徒歩約3分、また名古屋市営バス「港区役所」停留所からは徒歩約1分で到着します。

このように、名古屋市港防災センターは、防災教育を重視し、地域の人々が安全に暮らすための知識と経験を提供する重要な施設です。

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