名古屋市立大学医学部附属西部医療センター

名古屋市立大学医学部附属西部医療センター

名古屋市立大学医学部附属西部医療センターは、愛知県名古屋市北区に立地する官公立の大学病院で、「じょうほく」の愛称があります。もともとは名古屋市立城北病院を母体とし、名古屋市立城西病院の一部機能を統合し、2011年に現在の施設として新たに開院しました。さらに、この病院は地域周産期母子医療センターや赤ちゃんに優しい病院の認定を受けており、母子ケアに注力しています。

概要と沿革

この病院の歴史は1941年7月までさかのぼり、当初は小児科や産婦人科として開設されました。1945年には戦争による焼失を経験し、診療が一時中断されましたが、1948年に新たに木造建物で診療を再開。その後も数度の移転や増床を経て、1981年には診療棟の増築を行い、さらに1998年には地域周産期母子医療センターの認定を受けました。そして、2008年には名称を改めて、名古屋市立西部医療センターに移転し、2011年には新しい建物で開院を迎えました。

その後、2021年に名古屋市立大学に移管され、同大学の附属病院として地域医療を支える重要な役割を果たしています。

診療科目

名古屋市立大学医学部附属西部医療センターでは、通常の内科や外科だけではなく、特殊診療部門も充実しています。具体的には、集中治療室や新生児ICU、さらには名古屋陽子線治療センターといった高度な医療を行っています。また、この病院は肝疾患の専門医療機関としても県に指定されており、公益財団法人日本医療機能評価機構からの認定も受けています。

施設とサービス

施設内では、患者の快適さを考慮したサービスも充実しています。ATMや売店、飲食店があり、入院患者やその家族のニーズに応える体制が整っています。特に、屋上庭園「ひだまりの丘」では、憩いの場として患者や訪問者に活用されています。これにより、医療だけでなく、精神面でのケアも行えるようになっています。

交通アクセス

交通面でも評価が高く、名古屋市営地下鉄や市バスを利用することで多方面からのアクセスが容易です。バスは名城公園駅から、「西部医療センター」行きの便が多数運行されており、名古屋駅からも直行の系統が設けられています。また、自動車でも名古屋高速などからのアクセスが可能で、駐車場も完備されています。

地域貢献とプロジェクト

名古屋市立大学医学部附属西部医療センターは、周囲の医療機関や福祉施設と連携し、地域社会に貢献することを目指しています。クオリティライフ21城北として、健康や福祉を含む総合的な地域づくりが進められ、市民の生活の質向上に寄与しています。

このように、名古屋市立大学医学部附属西部医療センターは長い歴史と共に発展しており、今後も地域医療の重要な拠点として機能し続けるでしょう。

もう一度検索