名古屋市野鳥観察館

名古屋市野鳥観察館

名古屋市野鳥観察館は、愛知県名古屋市港区の稲永公園内に位置する、野鳥の観察と自然学習を目的とした施設です。1985年に設立され、以来、多くの来館者が野鳥の魅力を体験しています。この施設は、特に藤前干潟に飛来する野鳥を観察するための拠点として知られています。

施設の概要

野鳥観察館は、鉄筋コンクリート構造の2階建てで、1階と2階にそれぞれ観察室が設けられています。ここには、計30台の望遠鏡が配置されており、訪れる人々が快適に野鳥を観察できる環境が整っています。特に、2001年にラムサール条約の登録湿地となった藤前干潟では、多種多様な鳥類が観察されるため、バードウォッチング愛好者にとってはたまらないスポットです。また、館内では鳥の写真や関連資料の展示も行われており、来館者は野鳥の知識を深めることもできます。

2005年には、環境省が設置した稲永ビジターセンターも隣接し、さらに多くの自然や環境についての学びの場が提供されています。

施設の利用情報

利用者にとって嬉しいことに、名古屋市野鳥観察館の利用は無料です。開館時間は午前9時から午後4時30分までで、定休日は月曜日、祝日の場合はその翌日となります。また、毎月第3水曜日とその祝日が重なる場合は第4水曜日が休館日となります。年末年始も休館ですので、訪れる前にはスケジュールの確認が必要です。

交通アクセス

名古屋市野鳥観察館には、公共交通機関でのアクセスが便利です。名古屋臨海高速鉄道あおなみ線を利用する場合、名古屋駅から野跡駅までの移動が可能で、そこから徒歩でアクセスできます。また、名古屋市営地下鉄名港線からも、築地口駅で下車後、名古屋市営バスに乗り換えて訪れることができます。バスの路線は、名古屋駅からの幹名駅2系統、金山駅からの金山25系統など、複数の系統が利用可能です。

自家用車での来館も可能で、稲永公園内には330台分の駐車場が用意されています。国道154号線や23号線からのアクセスも容易で、周辺の交通状況に応じたルート選びができます。

おわりに

名古屋市野鳥観察館は、自然に親しむ貴重な場として、多くの人々に愛されています。野鳥観察だけでなく、自然について学べる機会も提供されているため、ファミリーや友人同士での訪問、または一人での静かな時間を楽しむにも最適なスポットです。バードウォッチングを楽しむための道具を持参し、名古屋の自然をしっかりと体験してみてはいかがでしょうか。

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