名古屋金城ふ頭アリーナ

名古屋金城ふ頭アリーナ

概要

名古屋金城ふ頭アリーナは、愛知県名古屋市港区金城ふ頭に所在する多目的アリーナです。元々は、2007年に大洋薬品工業によって日本初のフットサル専用アリーナとして築かれ、「大洋薬品オーシャンアリーナ」という名称で開業しました。この施設は名古屋オーシャンズのホームアリーナとして親しまれ、フットサルの枠を超えて、バレーボール等の他のスポーツイベントにも利用されています。2023年に名古屋市へ譲渡され、現在は「名古屋金城ふ頭アリーナ」として新たなスタートを切っています。

歴史

名古屋金城ふ頭アリーナの建設は2006年に発表され、2007年に起工式が行われました。2008年に竣工し、その年の6月にオープンしました。開業当初は、フットサルの大規模大会が開催され、名古屋オーシャンズとシュライカー大阪が対戦する記念イベントも実施されました。さらに、2009年にはFリーグ公式戦が行われ、数々の名勝負がここで生まれました。

2012年には合併により、施設名がテバオーシャンアリーナに変更。2013年にはAFCフットサルクラブ選手権の主会場としても利用され、その際には企業名を外した名称で運営されました。2017年には再度名が改称され、武田テバオーシャンアリーナになりました。

オープン以降、フットサル以外にも多様なイベントが開催されています。2017年にはボクシングのタイトルマッチが行われるなど、スポーツの交流の場としての役割も果たしています。また、2019年にはV.LEAGUEのファイナルが開催され、多くの人々が集まりました。

2020年には名古屋オーシャンズが撤退を発表しましたが、2021-22シーズンまでホームアリーナとして利用され続けました。そして、2022年には武田テバファーマが名古屋市に施設の無償譲渡を申し入れ、2023年には名古屋市の所有となりました。再改修を行い、2024年度には再開を予定しています。

施設概要

名古屋金城ふ頭アリーナのメインアリーナの特徴は、競技場の有効高さが13メートルで、約2569席を収容できます。特別席としてプレミアシートやロイヤルシートも用意されており、観戦の際の快適さが考慮されています。またサブアリーナも備えており、小規模のイベントにも対応できるようになっています。全面には8m×3mのLEDビジョンが設置され、映像による演出も楽しめます。さらに、レストランやオフィシャルショップも併設されており、訪れる人々に多様なサービスを提供しています。

アクセスと周辺環境

名古屋金城ふ頭アリーナへのアクセスは良好です。名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の金城ふ頭駅から徒歩約1分、また伊勢湾岸自動車道からも近距離に位置しています。周辺には金城ふ頭中央緑地や名古屋国際展示場、レゴランド・ジャパンなどファミリー向けの観光スポットも充実しています。

名古屋金城ふ頭アリーナは、地域のスポーツ活動や文化イベントの重要な拠点となっている施設です。今後の改修と機能向上を経て、新しい役割を持つことが期待されています。

もう一度検索