名古屋高速6号清須線

名古屋高速6号清須線の概要

名古屋高速6号清須線は、[愛知県]]名古屋市西区の明道町ジャンクション]から[[清須市の清洲JCTまでをつなぐ高速道路です。正式には愛知県道455号高速名古屋朝日線として位置付けられていますが、名古屋市の外を通過することから「愛知県道」と呼ばれています。また、清須JCTから東海JCTに至る路線は高速3号と名付けられており、便宜上、6号清須線と都心環状線、4号東海線を一緒に扱うこともあります。

概要

6号清須線は6つの放射道路から成る名古屋高速道路の一部で、名古屋都心と岐阜・一宮方面を結ぶ南北の路線です。この道路は国道247号（西知多産業道路）と国道22号（名岐バイパス）を直結し、名古屋市の中央部から北部へスムーズな交通を提供しています。

路線の特徴

本線は明道町JCTを起点に、庄内通出入口までは名古屋市道と愛知県道に沿って北方向へ進みます。庄内通出入口で進路を西に変え、国道22号と合流。さらに庄内川を渡り、清洲JCTで終点を迎えます。この路線は高架一層で構成され、庄内川を横断する「赤とんぼ橋」で有名です。清洲JCTでは16号一宮線と接続し、岐阜や一宮、名神高速道路へのアクセスを可能にしています。

路線データ

• - 起点: 愛知県名古屋市西区那古野二丁目
• - 終点: 愛知県清須市朝日
• - 距離: 7.0 km
• - 出入口: 8箇所（入口: 4箇所、出口: 4箇所）
• - 分岐: 2箇所
• - 車線数: 往復4車線

歴史

6号清須線は当初1979年度に供用開始が計画されていましたが、環境対策のための構造変更が必要となり、一時的にその計画は棚上げされました。1992年に計画が復活し、通行量の増加を見込んだ新たな道路ネットワークの必要性から、北部の施工が優先されることが決定しました。1994年12月には事業費が承認され、1996年には明道町出入口の追加設置が発表されました。

その後、清洲に接続する名岐道路の工事が着手され、両路線は同時期に開通する予定でしたが、6号清須線の用地買収の遅れから一宮線が先行開業しました。結果的に6号清須線は2007年12月に開通し、その後も整備計画に併せて道路名も清須市に合わせて変更されました。

道路の構造と環境対策

6号清須線では、道路幅員が狭い部分では高架の高さを引き上げる剛結構造を採用しています。さらに、騒音対策として高架裏面に吸音版が設置されており、沿線住民の静穏な生活環境の確保が努力されています。特に庄内通カーブ区間では周辺住民からの要望が反映され、様々な工夫が凝らされています。

渡河構造

庄内川横断の「赤とんぼ橋」は名古屋高速の象徴的な橋梁です。他の橋梁とは異なるエクストラドーズド橋構造が採用され、美しいデザインとともに機能性も兼ね備えています。また、新川の渡河部分も地元環境に配慮しながら計画が練られ、現在の構造に至りました。

交通状況と今後の展望

この路線は名古屋市と清須市の交通の要所として機能しており、今後の交通量調査や環境対策に注目が集まります。名古屋高速6号清須線は、その交通の利便性や安全性を追求し続ける重要なインフラと考えられています。

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