向能代駅

向能代駅（むかいのしろえき）

向能代駅は、秋田県能代市落合字下大野に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）五能線の駅です。周辺はのどかな田園風景が広がり、地域住民の足として、また観光客の利用もわずかながらあります。

歴史

向能代駅は、その歴史の中でいくつかの重要な転換点を経験しています。

1949年（昭和24年）2月1日：停留場として開業。
1952年（昭和27年）1月25日：国鉄の駅として正式に開業。
1965年（昭和40年）4月：駅業務が外部委託化。
1984年（昭和59年）:
2月1日：荷物取り扱いが廃止。
4月1日：簡易委託化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
2020年（令和2年）4月1日：能代駅の業務委託化に伴い、東能代駅の管理下となる。
2021年（令和3年）4月1日：能代市による乗車券委託販売が解除され、終日無人駅となる。
2024年（令和6年）:
4月下旬：駅舎改築工事が開始。
9月25日：新駅舎の供用開始（予定）。
10月1日：えきねっとQチケサービス開始（予定）。

特に、2021年の無人化は、地域の過疎化と利用者の減少を反映したものでしょう。しかし、2024年には新駅舎が完成予定であり、地域に新たな活気をもたらすことが期待されています。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては列車の行き違い設備が存在しましたが、現在は撤去されています。東能代統括センター（東能代駅）が管理する無人駅であり、自動券売機などの設備はありません。乗車券は基本的に車内での購入となります。

2024年4月下旬から駅舎の改築工事が行われており、9月25日には新しい駅舎の利用が開始される予定です。工事期間中は仮設の待合所が設けられ、利用者の便宜が図られています。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は減少傾向にあります。これは、周辺地域の過疎化やモータリゼーションの進展などが影響していると考えられます。

駅周辺

駅周辺は、田園風景が広がるのどかな地域です。公共施設や商店などは比較的少なく、静かな環境が特徴です。

隣の駅
東日本旅客鉄道（JR東日本）
五能線
快速：通過
普通：能代駅 - 向能代駅 - 北能代駅

今後の展望

新駅舎の完成により、駅の利便性向上とともに、地域住民の交流拠点としての機能も期待されています。えきねっとQチケの導入によりキャッシュレス化が進みより便利になることが予想されます。

五能線の旅を楽しむ観光客にとっても、より快適な駅となることが期待されます。地域活性化に貢献する駅として、今後の発展が楽しみです。

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