君が咲く山

cali≠gariのシングル『君が咲く山』は、2000年5月5日にリリースされました。このシングルは、70ページの写真集が付属した8cmシングル仕様で、cali≠gariの作品の中でも特別な位置を占めています。

概要

『君が咲く山』は、ボーカルの秀児が最後に参加した作品として知られています。このシングルリリース後、秀児は失踪し、次作『ブルーフィルム』からは石井秀仁がボーカルを務めることになりました。このメンバー交代は、cali≠gariの音楽性に大きな変化をもたらし、その後の活動に影響を与えました。

漫画家のいしいひさいちは、cali≠gariのファンであることを公言しており、自身の作品『ののちゃん』の中で、登場人物ののぼるが『君が咲く山』を聴いて涙するシーンが描かれています。これは、いしいひさいちがcali≠gariの音楽に深く共感していること、そして『君が咲く山』が持つ感情的な力を示唆するエピソードと言えるでしょう。

収録曲

1. ドラマ「君が咲く山」
出演: 東海林青江、久米康（YA-SU）、オナン＝スペルマーメイド、研次郎
脚本: 青
音楽: 岩瀬“岩次朗”聡志
収録場所: 中野MUSEUM
製作: 密室部
2. 君が咲く山
作詞・作曲: 桜井青

『君が咲く山』はアルバムには収録されていませんが、石井秀仁がボーカルを務めるバージョンが、『再教育(左)』と『グッド、バイ。』に収録されています。秀児バージョンとは異なる魅力を持つ石井秀仁バージョンも、cali≠gariのファンにとっては必聴と言えるでしょう。

参加メンバー

秀児（ボーカル）
青（ギター）
研次郎（ベース）
誠（ドラム）

『君が咲く山』は、cali≠gariの歴史において、メンバー交代という大きな転換期に位置する作品です。秀児の失踪というドラマチックな背景、いしいひさいちの漫画での言及など、様々なエピソードがこの作品を取り巻いています。cali≠gariの音楽性を深く理解するためにも、ぜひ聴いていただきたい一曲です。

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