君よ抱かれて熱くなれ

君よ抱かれて熱くなれ

『君よ抱かれて熱くなれ』（きみよだかれてあつくなれ）は、西城秀樹が1976年2月25日にRCAからリリースした16枚目のシングルです。この楽曲は、日本の音楽界における名コンビ、阿久悠（作詞）と三木たかし（作曲）による初めての共同作品であり、以後も彼らのタッグによる楽曲が続くこととなります。

西城秀樹は、阿久悠さんと三木たかしさんとの出会いについて特別な思いを抱いており、その後の音楽キャリアに大きな影響を与えました。彼のこのシングルは、オリコンシングルチャートで最高3位を記録し、100位内に15週にわたってランクインしました。最終的には、累計33.6万枚のセールスを記録し、当時のヒット曲となりました。

収録音楽と特徴

シングルには以下の曲が収録されています。他の楽曲も全て阿久悠が作詞、三木たかしが作曲・編曲を手がけています。

• - 君よ抱かれて熱くなれ
• - ふたりだけの夜
• - この頃のできごと

この作品の大きな注目を集めたのは1976年2月29日に放送されたTBS系『日曜スペシャル』で、その企画であるスタジオ・ライブ番組『セブンスターショー』に出演した際です。この時、24%を超える高視聴率を記録し、エンディングで「君よ抱かれて熱くなれ」を披露しました。この場には西城と共演していた森光子も応援に駆けつけ、さらに話題を呼びました。

その後、西城は1976年3月19日から3月28日にかけてハワイ公演を開催。ホノルル・インターナショナル・シアターでの初の海外公演も成功を収めました。彼の音楽活動は国内外で広がりを見せ、このシングルも国の枠を超えて愛されることとなります。

カバーバージョンとアルバム

『君よ抱かれて熱くなれ』のカバーも行われており、例えば太川陽介の『太川陽介GOLDEN BEST』や、にこにこミュージックによるトリビュートアルバム『西城秀樹ROCKトリビュート KIDS WANNA ROCK!』（1997年収録）などが存在します。

この曲は、同年リリースされたアルバム『愛と情熱の青春』にも収録され、当時の音楽シーンで重要な位置を占めています。西城秀樹の影響力はこの楽曲によってさらに広がり、リスナーに深く支持されたのです。

結論

『君よ抱かれて熱くなれ』は、西城秀樹の魅力を存分に引き出した一曲であり、名コンビによる作品は彼の音楽史において欠かせない存在です。現代でもそのメロディと歌詞は多くの人に愛されており、今後も歌い継がれていくことでしょう。

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