呂彦青

呂 彦青 (ルー・イェンチン)

呂彦青は、1996年3月10日に台湾の高雄市で生まれたプロ野球選手です。彼はCPBLの中信兄弟に所属する投手で、左投左打というスタイルを持っています。

経歴

プロ入り前

呂は2013年に高雄市立三民高級中学の3年生時に名を馳せ、国内メディアに注目される存在となりました。その後、国立台湾体育運動大学に進学し、2015年にはアジア野球選手権大会やユニバーシアード競技大会、さらにはWBSCプレミア12など、数多くの国際大会でチャイニーズタイペイ代表として選出されました。特に、2017年のアジア野球選手権大会では日本との決勝戦に先発し、精彩を放ったものの、受けた失点が響き敗退となりました。

阪神時代

2017年11月6日、彼の阪神タイガース入団が発表されました。当初から注目を集め、2018年にはウエスタン・リーグでの活躍を見せましたが、一軍での出場は無かったものの、2020年には防御率3.15を記録しました。しかし、シーズン終了後には自由契約となりました。

味全ドラゴンズ時代

自由契約後、2021年3月10日に味全ドラゴンズと契約。自身のスキルを磨くため、環境を変えることを選びました。

中信兄弟時代

同年7月には中信兄弟からドラフトで1位指名され、8月29日にCPBLデビューを果たしました。9月には初先発を経験し、数試合後には無失点での初勝利も記録しました。

選手としての特徴

呂彦青の持ち味は、最大150km/hのストレートと切れのあるスライダー、チェンジアップです。特に彼のチェンジアップは高い評価を受けており、変幻自在な投球スタイルとして見られています。しかし、時折制球力に課題が見られることもあるため、今後の成長に期待が寄せられています。

元阪神の投手である郭李建夫からは「頭を使った投球をする」との高い評価を受け、矢野燿大監督からも「柔らかい投球スタイル」と言われるなど、その存在感は際立っています。

人物

呂彦青は、能見篤史を目標とする投手とし、入団会見の前に球場で偶然彼に出会い激励を受けた経験があります。また、対戦したい打者として台湾出身の陽岱鋼を挙げるなど、彼のプロキャリアには多くの目標が設定されています。

成績と表彰

呂は2023年には最優秀救援投手に選ばれるなど、着実に力を付けてきています。今後の活躍が期待される彼に注目が集まります。

初登板

• - 初登板: 2021年8月29日（対統一ライオンズ）
• - 初先発: 2021年9月2日（対富邦ガーディアンズ）
• - 初勝利: 2021年9月23日（対統一ライオンズ）

彼の今後の成長と活躍を心待ちにし、本格的なプロキャリアを楽しみにしています。

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