味の素ファインテクノ

味の素ファインテクノ株式会社について

味の素ファインテクノ株式会社は、味の素グループに属する化学メーカーであり、電子材料や機能化学品などの多様な製品を展開しています。本社所在地は神奈川県川崎市で、群馬工場や活性炭事業部なども運営しています。

主な製品

同社は以下のような製品を製造・販売しています。

• - 電子材料

- 層間絶縁材（ABFフィルム）
- 熱硬化型ソルダーレジストインキ
- 工業用接着剤・封止剤

• - 機能化学品

- 難燃剤
- 潜在性硬化剤・硬化促進剤
- 高分子系顔料分散剤
- アミノ酸系分散剤
- 樹脂用安定剤・安定助剤
- 活性炭

歴史

味の素ファインテクノのルーツは1942年、味の素と日本石油の共同出資によって設立された日本特殊油製造株式会社にさかのぼります。1946年には味の素の完全子会社となった後、社名を三工株式会社に変更しました。さらに、1998年には化学事業と電子材料事業の統合に伴い現在の名称に改められました。

また、1999年には北越炭素工業株式会社との合併を経て、活性炭事業に進出しました。この分野では着実に実績を積み重ねています。

DDTに関する過去の製品

味の素ファインテクノは、1945年から1946年にかけて、DDTという殺虫剤の製造も行っていました。当時、味の素社の常務はGHQ（連合国軍最高司令官総司令部）からの依頼を受け、DDT原薬とタルクを混合して製剤化を始めました。原薬工場として指定されたのは1947年であり、1950年には粉剤と液剤の製造を他社に委託する形に移行しました。

事業所

味の素ファインテクノ株式会社は、以下のような主要な事業所を有しています：

• - 本社

神奈川県川崎市川崎区鈴木町1番2号

• - 群馬工場

群馬県利根郡昭和村森下2080-4

• - 活性炭事業部

神奈川県横浜市鶴見区寛政町24番10号

取引銀行

同社の取引銀行は三菱UFJ銀行であり、金融面でも安定した基盤を持っています。

まとめ

味の素ファインテクノ株式会社は、化学メーカーとしての実績を重ねており、電子材料や機能化学品に特化した製品群を持つ企業です。また、時代の変化に応じて事業を展開する柔軟性も兼ね備えています。

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