和太鼓グループ彩 -sai-

和太鼓グループ彩について

和太鼓グループ彩（WADAIKO SAI）は、日本のプロ和太鼓団体として広く知られており、その活動は多岐にわたります。2005年に東京大学のサークルとして設立され、2013年からはプロとして活動を開始しました。これまでに25カ国以上での公演を行い、2000に上る演奏の機会を得ています。

結成の背景

和太鼓グループ彩は、東京大学の入学と同時に、葛西啓之を中心とする4人のメンバーによってスタートしました。メンバーの中には、桐蔭学園高等学校の和太鼓部出身者もおり、彼らの経験がプロジェクトの基盤となっています。葛西は大学卒業後、電通に就職しましたが、和太鼓に対する情熱は消えず、2013年に退職してグループの活動を本格的に始めました。これにより、和太鼓グループ彩は社会人としての活動を辞め、プロとしての道を選びました。

プロとしての成長

グループ設立から1年以内に200回以上のイベントに出演するなど、活動は急速に拡大しました。特に2013年度は、かめありリリオホールでの単独公演が好評を博し、両回ともに完売という快挙を達成しました。2014年には初めて日本国外のマカオでの公演を実現し、その後も年間10ヶ国以上での演奏を継続しています。

タレント活動

和太鼓だけに収まらず、グループはタレントとしても用いられ、一日警察署長や地域イベントのPR大使としても活動しています。こうした経験は、和太鼓の魅力を広めるだけでなく、様々な業界とのメディア露出を促進する要因ともなっています。

特筆すべき公演

2017年にはイタリアのユヴェントススタジアムでのサッカー試合の前にパフォーマンスを行い、こちらは日本人初の試みでした。2019年には東京国際フォーラムでの単独公演やラグビーワールドカップ2019における選手入場演奏など、話題のイベントにも数多く出演しています。

メンバー構成

2021年6月の時点でのメンバーには、齋英俊、塩見岳大、渡辺隆寛、酒井智彬などが名を連ね、多様なバックグラウンドを持つ楽器奏者たちが在籍しています。これらのメンバーは、各自が持つ技術や情熱をもってグループに貢献し、表現の多様性を生み出しています。

受賞歴

グループは2012年に日本太鼓協会主催「太鼓祭 in クレアこうのす 第6回東日本大会」で優勝し、高い演奏技術を認められています。さらに、数回にわたる国際的な公演も成功を収めることで、伝統和太鼓の魅力を国内外に伝えています。

今後の活動

和太鼓グループ彩は、これからも新たな挑戦を続け、和太鼓の文化を広める活動を続けていく方針です。様々なスタイルの音楽や演奏形式を取り入れ、さらなる高みを目指しています。

もう一度検索