和歌山県道・大阪府道64号和歌山貝塚線

和歌山県道・大阪府道64号 和歌山貝塚線



和歌山県道・大阪府道64号和歌山貝塚線は、和歌山県和歌山市から大阪府貝塚市に至る、全長約28.5kmの主要地方道です。この路線は、和歌山県と大阪府の境界を跨ぎ、紀ノ川を渡ることから始まり、雄ノ山峠を越え、市街地へと至る変化に富んだ道のりとなっています。かつては、大阪街道、紀州街道、熊野街道とも呼ばれていました。

概要



この道路は、和歌山市の布施屋を起点とし、北上して紀ノ川を渡り、田園地帯を抜けた後、雄ノ山峠に差し掛かります。雄ノ山峠付近は、和歌山市と岩出市が入り組む地域で、阪和自動車道やJR阪和線もこの峠を通過しています。かつては狭路区間が多く、山中渓付近では交互通行の信号機が設置されていたほどです。

大阪府に入ると、山中渓駅、和泉鳥取駅を過ぎ、右折すると住宅街の中の狭路区間へと入ります。泉南市内には、起点方向への一方通行区間が3箇所存在します。

明治大橋を渡ると泉佐野市に入り、安松南交点までは狭路区間が続きます。長滝西交点を左折すると、再び起点方向への一方通行区間があります。佐野高校付近までは狭路区間（国道481号交点付近は片側1車線道路）を進むと、泉佐野市街地に到達します。左折後、国道26号を渡り、警察署前を右折して道なりに進むと、再度国道26号と交わります。貝田交点からは大阪府道30号と重複し、貝塚市に入った後、橋本交点で左折し、国道26号を再び越え、終点である二色の浜に到着します。

府県境には雄ノ山峠があり、この峠には阪和自動車道やJR阪和線が並行して走っています。この道路は、地域住民の生活道路としてだけでなく、歴史的な街道としての側面も持ち合わせています。

路線データ



  • - 陸上距離: 28.5 km
- 大阪府内: 不明
- 和歌山県内: 9.522 km

歴史




路線状況



- 国道24号（和歌山県和歌山市、川辺交差点 - 川辺東第一交差点 - 里交差点）
- 和歌山県道7号粉河加太線（和歌山県和歌山市、谷交差点 - 谷東交差点）
- 大阪府道248号日根野羽倉崎線（大阪府泉佐野市、安松南交点 - 長滝西交点）
- 大阪府道247号土丸栄線（大阪府泉佐野市、佐野高校前交点 - 泉佐野警察署前）
- 大阪府道30号大阪和泉泉南線（大阪府泉佐野市、貝田交点 - 大阪府貝塚市、橋本交点）

地理



  • - 通過する自治体:
- 和歌山県: 和歌山市 - 岩出市 - 和歌山市
- 大阪府: 阪南市 - 泉南市 - 泉佐野市 - 貝塚市

交差する道路



- 和歌山県道14号和歌山打田線（川辺橋南詰交差点、起点）
- 和歌山県道134号小豆島岩出線（川辺橋北詰交差点）
- 国道24号和歌山バイパス（川辺交差点 - 川辺東第一交差点 - 里交差点、重複）
- 和歌山県道7号粉河加太線（谷交差点 - 谷東交差点、重複）
- 大阪府道261号自然田鳥取線（和泉鳥取交差点）
- 大阪府道63号泉佐野岩出線（岡中西交点、大鳥居交点）
- 大阪府道254号和泉砂川停車場線（信達牧野交点）
- 大阪府道252号大苗代岡田浦停車場線（信達大苗代地先）
- 大阪府道251号新家田尻線（大正大橋交点）
- 大阪府道248号日根野羽倉崎線（安松南交点 - 長滝西交点、重複）
- 国道481号（空連道長滝北交点）
- 大阪府道247号土丸栄線（佐野高校前交点 - 泉佐野警察署前、重複）
- 国道26号（泉佐野警察署東交点）
- 大阪府道62号泉佐野打田線（日新小学校前交点）
- 大阪府道20号枚方富田林泉佐野線（佐野川交点）
- 国道26号（鶴原南交点）
- 大阪府道30号大阪和泉泉南線（貝田交点 - 貝塚市・橋本交点、重複）
- 大阪府道241号泉佐野熊取線（貝田交点）
- 大阪府道240号和泉橋本停車場線（橋本交点）
- 国道26号（堤交点）
- 大阪府道204号堺阪南線（二色の浜交点）
- 大阪府道29号大阪臨海線（臨海二色の浜交点）

沿線



この道路沿いには、数多くの史跡や文化財が点在しています。

  • - 海会寺跡
  • - 古代史博物館
  • - 一岡神社
  • - 長慶寺
  • - 往生院
  • - 岡中鎮守社
  • - 樫井古戦場跡（大坂夏の陣）
  • - 厩戸王子跡
  • - 市場稲荷神社
  • - 淡輪六郎兵衛墓・塙団右衛門墓
  • - 奥家住宅
  • - 佐野王子跡
  • - その他、街道沿いに古い道標が多数存在



関連情報



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